タイムワープしてきた ?! │35年前のジャガーが「新車のまま」の理由

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1980年代に、V12エンジンを搭載したジャガーを所有するという夢を叶えられなかった人におすすめしたい一台が売りに出されている。

この1985年のジャガーXJ-S V12は、わずか120kmの走行距離で、一度も自動車登録されたことがない。つまり、35年前にラインオフされたときの状態とまったく同じである。ほこりが多少かぶっているかもしれないが、まるでタイムワープしてきたかのような見た目だ。



ブルーのボディにグレーのピンストライプ、ダークブルーレザーのインテリアがなんとも上品な雰囲気を醸し出す。ギアボックスは3速オートマチック、そして左ハンドル仕様である。最初はドイツにデリバリーされ、この10年間ほどはスウェーデンにあった。

インテリアのレザーもほとんどへたれていない。ギアレバー、ステアリングホイール、ハンドブレーキカバーなども少しの傷もなく、ベニヤトリムはラッカー仕上げを維持している。ライトレンズはもちろんオリジナルでわずかな損傷もない。パワーウィンドウ、エアコン、クルーズコントロール、オンボードトリップコンピューターを備えており、5.3リッター V12エンジンに頻繁に燃料を補給できる余裕さえあれば、長距離の移動にも十分活躍してくれるだろう。15インチの5スポーク合金ホイールも美しいまま。





ドイツ語のハンドブックとサービスブックが残っているが、路上での使用がなかったため、当然のことながらサービス履歴はない。その他にはツールキット、未使用のスペアタイヤ、さらにはいくつかの時代のパンフレットが付属する。

オークションはオンラインで開催される。予想落札額は公表されていないが、どのような結果となるか楽しみだ。

オクタン日本版編集部

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