ヒストリック・モータリング・ アワード授賞式はオンラインで開催

新型コロナウィルス禍にも負けず、クラシックカー年間カレンダーのハイライトは形を変えて今年も開催される。Octaneが主催するヒストリック・モータリング・アワードの授賞式は、10月22日に、ロンドンの瀟洒なローズウッド・ホテルで行われる予定だったが、今年はオンラインでの開催となり、登録した人たちは"出席"できる。
 
授賞式は有名人が司会を務め、生中継されるほか、ノミネートされた候補者やスポンサー、オクタン日本版編集長 堀江史朗も含む選考委員らのビデオメッセージもある。また、カー・オブ・ザ・イヤーはライブで一般投票を行い、ショーの最後に受賞者を発表する。これまでカー・オブ・ザ・イヤーは『Octane』の読者投票で選ばれたが、今年は授賞式の最中にも投票がおこなわれるため、ドラマチックな締めくくりとなりそうだ。
 
ヒストリックカー業界の精鋭を選んで称賛するヒストリック・モータリング・アワードは、2020年で10周年を迎え、この世界のベンチマークと認められるまでに成長した。今年の開催に漕ぎつけた大きな要因は、スポンサーの変わらぬ熱心なサポートにある。


 
とはいえ、COVID-19 流行の影響で、授賞式に至るまでのフォーマットは多少変更された。まず、クラシックカーイベントやモータースポーツのカレンダーが新型コロナウイルスの影響を受けたことを考慮して、カテゴリーが変更された。今年は、モータースポーツイベント・オブ・ザ・イヤー、モータリングイベント・オブ・ザ・イヤー、コンクール・オブ・ザ・イヤーは選考を行わない。代わりに下記の新しいカテゴリーが作られた。

クラシックカー・アンバサダー・オブ・ザ・イヤー
SNSのキャンペーンで読者やエンスージアストから推薦を募り、それを元に、クラシックカー業界の個人や企業に賞を贈る。情熱やプロフェッショナリズム、誠意、献身、そしてたゆまぬ努力で、この趣味の世界の価値観を体現し、その地位を守り、向上させた人々を称える。

ロックダウン・イニシアチブ2020
世界中がロックダウンに入り、クラシックカーでのドライブが実質的に不可能となった数カ月間、"炎を消さない"ために努力を惜しまなかった人々をノミネートする。オンラインツアーを実施したミュージアムや、自身のアートで貢献したティム・レイゼル、バーチャルラリーを開催したヒストリック耐久ラリー協会、ヒストリックレースのゲーマー集団の27レーサーズなど、関心を高め、クラシックカーに関連した活動をエンスージアストに提供したすべての人が対象だ。

アプレンティス・オブ・ザ・イヤー
クラシックカー業界のスペシャリストや、次世代の育成を後押しするプログラムや団体等で活動する研修生が対象。抜きん出た個人をひとり選んで、その技術や努力を称賛する。ノミネートは、ほぼすべてのカテゴリーについて、自薦・他薦を問わず、企業、クラブ、個人からウェブサイト(下記参照)で8月14日まで受付を行った。例外は、毎年イベントのハイライトを飾ってきた生涯功労賞で、業界のエキスパートからなる選考委員が話し合って決定し、授賞式の夜まで秘密を厳守する。


ヒストリック・モータリング・アワードの詳細はhistoricmotoringawards.co.uk
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