レースへの熱い情熱を一冊で!フェラーリファンに勧めたい一冊も

マニアックで幅広い、車・バイクの書籍を扱う代官山蔦屋書店 クルマ・バイクコーナーの新入荷書籍2冊をご紹介。


■Inside SCG003

世界一過酷なニュルブルクリンク・サーキットでの24時間レースに、完全オリジナルのマシンで挑んだプライベーターがあった。オーナーの合言葉は"Let's Rock'n Roll!"ゼロからの冒険の数々も情熱的に、障害も楽しみながら乗り越えられて行くのだ。

本書はチームオーナーであるジム・グリッケンハウスとスタッフ達によるレースマシンSCG003の開発とレース参戦までを、ドキュメンタリータッチで生々しく綴った写真資料集。



少年期にNART創設者ルイジ・キネッティと関わりを持ち、映画監督としての成功後に憧れから始めたプロトタイプレースカー収集は、昂じる形でフェラーリワンオフ車の製作へと繋がり、それによるレース挑戦にも繋がる。

結果に待ち受けたのは公道用シャシーの力不足で、必然として、完全オリジナルのマシン作りへと乗り出すこととなる。冒険初期から長期密着取材した500ページ以上の本書は、ハイパーカーシリーズ参戦やロードカー生産も目論見に持つ人々を描いた、レース書籍の注目すべき大作といえる。


53,383円 (税込)
著者など:Bart Lenaerts&Lies De Mol
出版社:WAFT
ハードカバー/W297×H297/カラー・モノクロ/312+216P/英語
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■Emotion Ferrari Tome2 - GT Sport et Prototypes 1949-1972 


前作から10年、満を持しての第2弾!1940年代から2000年まで、モータースポーツ写真だけで100万点あまり所蔵するモーリス・ルーシュのレースカー写真集シリーズ、フェラーリ編の第2弾。

本書では、166MMや250TR、250GTOや330P、デイトナや512S/Mなど、フェラーリ社設立間もない1949年から5リッターカーが世界選手権を一掃された1972年まで、耐久レースやヨーロッパ各地の公道を使った小規模イベント写真計510枚を収録。



全て当時の撮影でモノクロが大部分を占め、カラー写真は35ページ分に過ぎないが、後半に1959年からをまとめ掲載しており、解説も競技名と撮影日時、マシン名やドライバー名のみ表記し、写真に集中出来るシンプルな構成となっている。

著者と版権管理されたカメラマン達による豊富な初出写真は、華やかなスポーツカーレースの黄金期を収め、当時のレース風情を味わうにも絶好の一冊となることだろう。


22,638円 (税込)著者など:Maurice Louche(著)
出版社:Editions Maurice Louche
ハードカバー/W240×H280/モノクロ・カラー/248P/仏語
※第1巻は既に絶版となっています。
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