ほぼ1億円!左ハンドルのトヨタ2000GTのオークション結果が発表

RM Sotheby's

60年代と70年代のクラシックなスポーツカーについて考えると、初期のポルシェ911やジャガーEタイプのようなものを思い浮かべるだろう。日本生まれの車がこれらの車と同じように機能し、評価され続けている例はあまりないが、トヨタ2000GTについては違う。 

とはいっても、1960年代のヨーロッパの有名な車と比べるとトヨタ2000GTは生産台数がかなり多い。1967年から1970年の間に、実に351台もの市販車が製造されている。コンパクトなボディのデザインを手掛けたのは野崎喩氏で、車内はとてもタイト。しかし、エンジンを掛ければその窮屈さも忘れてしまう。トヨタ2000GTは発売当初、『ロード・アンド・トラックス誌』は「今までのスポーツカーの中で、最もエキサイティングな1台だ」と評価しているほどである。



ほとんどのトヨタ2000GTは日本国内から出ずにオーナーが大切に保管していた。そのため米国に渡ったのはわずか62台のみ。その米国仕様は特に貴重とされ、オークションに登場すれば米国を中心として世界ですぐに注目を集める存在となっている。

2020年10月開催のオークションに出品されたレッドのトヨタ2000GTも米国仕様であった。左ハンドルとうことでなく、伝説のアメリカ人レーサー、オットー・リントンが30年以上も所有してたという歴史も持っている。彼は最終的にそれをRich Jacobsenというトヨタディーラーを営む仲間に売り、完璧にレストアが施された。それからオーナーがかわり、2007年のロレックス・モントレー・モータースポーツ・リユニオンに、トヨタのモータースポーツ活動のスタートから50周年を記念して展示された。



その後まもなく、この車はブラウン・マロニーという名のクラシックカー・コレクターの元に渡り、様々なラリーイベントにも参加していた。それからまたオーナーはかわり、持ち主が破産したためコレクションされていたすべての車をRMサザビーズがオークションに賭けた"エルクハート・コレクション"に加わり、世界中が注目している中でオンラインオークションが実施された。



85万ドル(約8939万円)周辺が推定落札価格であったものの、91万2500ドル(約9596万円)で最終的に落札された。2000GTにとってこれまでの最高落札額ではないが、充分に高額でありさらに評価が高まっていることがよく分かる結果となった。

オクタン日本版編集部

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