ポルシェ911の上にテントを張ってキャンプ！「今時」なアウトドアの楽しみ方

Octane Japan 編集部｜ 2020.11.17

Porsche AG

起業家ブロック・キーンはポルシェへの情熱と素晴らしいアウトドアへの愛情を組み合わせることで、ロードトリップをセンセーションなものにしている。キーンは毎日ポルシェ996を運転しており、購入した時は60,000マイルを刻んでいたという。

スマートで控えめな911は、日常の通勤と、キーンと彼の妻が定期的にスキーやスノーボードに行く長い旅、両方のために使用されている。「ここは雨が多いので、全輪駆動が良いんですよ」と彼は説明する。「海岸と山の間の景色を運転するには、ポルシェが最適です」そして最近、キーンはさらにアウトドアを楽しむためのマウンテンバイクを運ぶために996にラックを取り付けた。そして、車に合うルーフテントも設置した。

2人がポルシェで野外コンサートに参加したとき、初めて911の上に張ったテントでキャンプした。その様子を写真に撮りInstagramに投稿したところ、大きな反響があった。そして、テントのメーカーが彼らに連絡を取った。「彼らは私たちを本社に招待し、ルーフラックと車自体のストレステストと重量テストを行いました。そして、ルーフラックに設定された重量制限の3倍であったにもかかわらず、車の強度が高くテストに合格しました」

それから、ラリーランプを取り付け、サスペンションを約1インチ下げるなど、996にはいくつかの微妙なカスタムが加えられた。テントを使用する最初の本格ロードトリップに選んだのは、アメリカ国内で最大かつ最も高く評価されているポルシェの集まりレンシュポルト・リユニオンに行くことだった。「そこには狂気とすら思えたオリジナル主義者がたくさんいました。しかし、カスタムすることでポルシェがどれほど使いやすいかを理解している人もいました」

キーンはそれ以来、国内のロードトリップでマイルを積み上げてきた。ロードトリップでは、どこに行っても真新しい景色を見ることができることが魅力だという。「私たちは秋にスポーツカーのラリーに参加し、太平洋岸北西部周辺の山々で砂利道や未舗装の道路を走りました。私の仲間の1人は、テントを備えた’88カレラを持っています。今では、ロシアや中国で、おそらく少なくとも12台以上の"テントポルシェ"がいるでしょう。世界中で出現してきていて、かなりクールです」

今や彼自身が有名人のような存在であるキーンは、信頼できる996と共にアメリカを探索し続け、より広いポルシェコミュニティに簡単なメッセージを伝えている。それは、「あなたの車を運転することを恐れないでください」というものだ。「私たちはちょうど12万6000マイルに到達しました。車は運転されるためのものなので、外に出してあげましょう」と彼は話した。

オクタン編集部

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