まったく新しい空間の解釈縦 │ ミニが提案する未来のビジョン

BMW



「デイベッド」と「ストリート・バルコニー」を備えるドライバーズ・エリア;リヤの「コジー・コーナー」
極めて柔軟な4シート・レイアウトは、明るいインテリアの基礎となる。2つのフロントシートは、回転するようにデザインされている。一方、リヤのゆとりある大きさの座面では、バックレストを手動で折り畳んだり(左リヤシート)、向きを変えることができる(右リヤシート)。車が停止している時は、ダッシュボードが下がり、ドライバーズ・エリアが快適に腰掛けられる場所、すなわち「デイベッド」になる。それに加え、停車中にフロント・ウインドウを上に開き、一種のストリート・バルコニーを作ることができる。これにより、車の周囲とのやり取りが向上し、いっそう広々とした空間体験が生まれる。



キャビン後部のより暗い環境は、より静かな空間、すなわちコジー・コーナーを提供する。この場所は、乗員に自分だけの時間を楽しむように誘う。ファブリックで覆われた「ループ」がベンチ・シートの上に広がり、LEDバックライトを点灯させることもできる。コジー・コーナーとドライバーズ・エリアの間には、解放的で広々とした車体中央部があり、このおかげですべての座席に素早くアクセスできる。ドアが開いていれば、フロアに座ることさえできる。入口ドアの反対側の車体側面には、植物を備えた小さなテーブルが組み込まれ、これによってインテリアの設備が完成する。このテーブルは、車の新しい中心点、すなわち乗員同士が出合い、顔を合わせ、関わり合う場所であることを示す。

ユーザー・インターフェースとインタラクション・デザイン – 「アナログ愛、デジタル接続」を指針として
直観的で控えめなユーザー・インターフェース・ソリューションは、スイッチやボタンといった従来の操作系を省くことを可能にする。これにより、完全な接続性を維持しながらミニマリストの心地良い空間体験が生まれる。物をできるだけ簡単に使えるようにするという原則(「ナチュラル・インタラクション」)は、リヤ・ベンチ・シートの上のループに直接触れる操作オプションなどの「アナログ」触感体験によって強調される。丸型メーターは、活動の新しい中心地である車体中央に配置され、人々が出合う場所に情報をもたらす。



「MINIトークン」 – MINIモーメントのためのデジタル-アナログ・インターフェース
MINIトークンは、MINI Vision Urbanautの体験世界の中核である。ウォーリー・ストーンとほぼ同じ大きさで、車体中央のテーブルにある専用設計のスロットに入れられると、あらかじめ設定されている3種類のMINIモーメント(Chill、Wanderlust、Vibe)を起動する。さらに、「マイMINIモーメント」など、その他のMINIモーメントも考えられる。ここでは、個人に特化した別の体験を提供するようにMINIトークンをプログラムすることができる。その中でユーザーは、香り、アンビエント・ライト、音楽などについて自分の好きなシナリオを設定し、後からそれを直接呼び出すことができる。


オクタン編集部

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