一番のお気に入り!モンテカルロ・ラリーに挑むルノー 17TS ゴルディーニ

Photography:Tomonari SAKURAI

タマス氏の一番のお気に入りはこのルノー17TS ゴルディーニだ。いくつものイベントやラリーにはこれで参加している。前回のビロトールの時にこちらも是非紹介したいということでガレージから引っ張り出してきた。



来年の1月に行われるモンテカルロ・ラリーヒストリックにエントリーしており、そのための仕様に変更したばかりだ。ハンガリーからはもう一台ランチア・フルビアHFの2台でエントリーしている。モンテカルロ用にフォグランプを増設し、車高を上げてタイヤを細いものにしている。モンテカルロ仕様にセットアップが仕上がった状態だ。

タマス氏が一番のお気に入りというだけあり、ルノー17TS ゴルディーニの状態は完璧だ。現在のオイルなどを考えれば当時の状態を上回っているともいえる。こちらはレーシング仕様で内ロールゲージで囲まれた車内にゴルディーニの1608cc、160馬力のエンジン音がこだまする。1975年にはデビュー2年目の挑んだモンテカルロラリー。FFと言うこともあり総合優勝は逃したがクラス優勝を果たしている。そのモンテカルロを再び駆け抜けるのだ。

内装はレーシングカーのそれである。

ウェーバーを2基傲られたゴルディニエンジン。


ルノー17TS ゴルディーニを走らせた後、いつものようにガレージを拝見させていただいた。前回ビロトールのいたところにはルノー20がレストア中。パリダカールで1982年に優勝したモデルのレプリカを画策しているとか。これもできあがりが楽しみだ。

ビロトールのいた場所にはルノー20がレストア中。パリダカに出場したモデルをベースに仕上げていく予定。


ボディのレストア中はDangel 505。プジョー504や505をSUVにカスタムして販売していたダンゲルのモデル。ダンゲルのモデルといえばマーガレット・サッチャーの息子がこの車でパリダカに参戦して道に迷い誘拐されたのでは無いかと大騒動したことでも有名だ。ダンゲルは4×4にするためにトラックのパーツを流用していた。こちらもまた楽しみな車だ。これがレストアを終えたときには是非ハンティングにでも行ってみたい。

ガレージの板金部門ではフルビアHFとDangel 505。Dangel 505では塗装を剥離すると過去の修理箇所がいくつか見えてきた。その修理の技法が昔の共産時代の安いテクニックが使われている箇所が発見された。


そしてほぼ整備が完了したフルビアHF。これがルノー17TS ゴルディーニと共にモンテカルロに出場するモデルだ。今は、最新のラリーコンピュータの取り付けを待っているという状態だそうだ。



今の状態だと開催がどうなるか不安だが、どうやら今回の開催ではトヨタからは当時のサービスカーまで参加するらしいとラリーを走るだけでなくそのイベントそのものを楽しみにしているタマス氏。次回ここを訪れるときにはその土産話を聞くことができるかな?

Photography & Words: Tomonari SAKURAI

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