ポルシェ・タイカン ELECT マーキング付きP ZEROとP ZERO ウィンターを最初に採用

Pirelli

自律性を向上させる低転がり抵抗、快適性をもたらすロードノイズ低減、クイックな発進に必要なパワーを伝えるために即座に路面を掴むグリップ、そしてEVの重量を支えるために専用設計されたタイヤ構造などは、ピレリ Elect タイヤの鍵となる特性である。ピレリは、EVおよびハイブリッドカーの技術的要望を満たすべく、リーディングカーメーカーとともにElectタイヤを開発した。

このタイヤのサイドウォールには Elect のマーキングが施されている。2019年のジュネーヴ・モーターショーで発表された Elect タイヤは、世界の最先端を走る車のOEタイヤとして提供されている。

ポルシェ・タイカン用 P ZERO ELECT
ピレリのエンジニアは、驚異的なポルシェ・タイカンの性能を最大限に引き出すことを可能にする、専用のP Zero Elect タイヤを開発した。このタイヤ開発は、ピレリのパーフェクトフィット戦略に沿ったもので、タイカン専用のコンパウンド、タイヤ構造、トレッドパターンが開発された。その結果、車の自律性を最大限にする低転がり抵抗、車内の快適性を改善する低ロードノイズ、ドライバビリティ向上に寄与する迅速なグリップなどが、安全性の下で得られる。ポルシェ・タイカンのドライバーは、ピレリ Elect タイヤによって、EV専用に開発されたタイヤを実感できる。

ピレリ ELECT ウィンタータイヤ
数多くの国々でウィンタータイヤの使用が義務付けられていることから、ピレリは、Winter Sottozero 3、Scorpion Winter、P Zero Winter の Elect バージョンを開発した。冬季の走行が多いEVおよびハイブリッドカーのドライバーには、ウィンタータイヤの使用が推奨される。そして、タイヤには、過酷なコンディション下でも高い性能が求められる。晩秋から初冬の頃、気温は7°Cを下回り、サマータイヤはベストな性能を発揮できなくなる。したがって、的確な判断力のあるドライバーはウィンタータイヤを選択する。ウィンタータイヤは、その軟らかいコンパウンドによって、氷点下やグリップが極めて低い路面上でも機能することができる。

また、EVにとって課題となる卓越したロードホールディングとトラクション、さらに安全なブレーキングなど、安全性に欠かせない性能を提供する。こうした性能は、EV 独特の性能特性に適合すべく専用設計されたタイヤによって実現される。このようなタイヤには、M+S と 3PMSF(スリーピーク・マウンテン・スノーフレーク)のマーキングが施され、多くの国における冬季の道路交通規則に準拠したタイヤであることを容易に認識可能となっている。

オクタン編集部

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