「グランツーリスモ」向けの最新マシンをジャガーが公開「Vision Gran Turismo SV」

Jaguar



究極のバーチャル耐久レーシングカーとしてデザインされた「Vision Gran Turismo SV」は、そのスタイリングやサーフェスだけでなく、塗装に至るまで、ル・マン24時間レースにデビューし輝かしい戦績を残した「C-TYPE」(1951年)や「D-TYPE」(1954年)へのオマージュがみてとれる。

流線型で軽量な複合材ボディ構造の「Vision Gran Turismo SV」には、4つのモーターを搭載し(「VISION GT Coupé」は3つ)、インテリジェントな全輪駆動システムとトルクベクタリングから得られるトラクションとダイナミクスにより、最高出力1400kW/1903ps、最大トルク3360Nm 、0-60mph加速1.65秒、最高速度255mphという優れたパフォーマンスを発揮する。

「Vision Gran Turismo SV」のパワーを最大限に活用して、ゲームプレイヤーにさらに爽快なレース体験を提供するというタスクが、ジャガーのSVエンジニアリング・チームに委ねられた。

ジャガーSVのエンジニアリング・ディレクターであるジャマル・ハミーディは次のように述べている。「私たちに与えられた目標はパフォーマンス、ハンドリング、サウンドトラックなど、『VISION GT Coupé』をさらに特別なものにするため、すべての要素をより高いレベルへと引き上げることでした。チームはその目標を達成しただけではなく、その目標をはるかに凌ぐ結果をだしました。24時間耐久レースの極限状態でも戦い抜くバーチャル電動レーシングカーを生み出したのです。それだけでなく、この作品をバーチャルの世界で実現しただけでなく、圧倒的な存在感をもった
実物大モデルを実際に作り上げました。『グランツーリスモ』に対するゲームプレイヤーたちの期待感が盛り上がることは間違いありません」

「Vision GT Coupé」のエレガントなシルエットは、「Vision Gran Turismo SV」にも明確に受け継がれており、「C-TYPE」や「D-TYPE」にインスパイアされたフェンダーの曲線がその最たる例である。そしてフロントアクスルを駆動するモーターを追加したにもかかわらず、ホイールベースは2721mmと変更されている。

全長は5540mmで、全体で861mm長くなっている。この変更はエアロダイナミクスを改善することを主眼として行われた。高速コーナリング、ロングストレートでの高速安定性を向上させるために必要なダウンフォースを増やすため、新開発のフロントスプリッターとデプロアブル・リアウィングを装備している。

オクタン編集部

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