アストンマーティン DB11 にV8搭載モデルがラインナップ

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英国の高級スポーツカーブランド「アストンマーティン」は、1950年代から続く伝統の"DBシリーズ"最新モデル「DB11」に、スポーティな4.0リッターV8エンジン搭載モデルを追加。6月29日から7月2日にかけて英国ウエストサセックス州グッドウッドにて開催されたモータースポーツの祭典「Goodwood Festival of Speed」でデビューを飾った。

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2016年3月にデビューした「DB11」は、アストンマーティン・ブランドの主力モデルともいえるグランドツアラーである。搭載されるエンジンは5.2リッターV12。同社としては初めてツインターボを採用したこのエンジンは、最高出力608ps、最大トルク700Nmを発生。0-100km/h加速3.9秒、最高速322km/hというパフォーマンスを誇った。

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そんなアストンマーティンDB11に、V8エンジン搭載モデルが加わった。このエンジンはアストンマーティンのテクニカル・パートナーであるメルセデス-AMGから供給されたものであるが、DB11のキャラクターに適合したチューニングが施されているという。

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最高出力は510ps、最大トルクは675Nm。パワーではV12ツインターボには及ばないが、重要なのはこのエンジンがV12とくらべて軽量かつコンパクトな点にある。V8エンジン搭載モデルはV12モデルと比較して115kg軽く(装備重量1,760kg)、重心の位置も低く抑えられ、さらに、ホイールベースのより中心に近い位置にエンジンを搭載することにより、俊敏性も向上しているという。こうしたメリットにより、DB11のV8モデルは0~100km/h加速4.0秒、最高速度301km/hというパフォーマンスを発揮。CO2排出量230g/km1、EU複合サイクルにおける燃料消費量は12.1km/ℓという環境性能も両立した。

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サスペンション・ブッシュ、ジオメトリ、アンチロールバー、スプリング、ダンパー、ESPソフトウェア等もV12モデルとは異なるセッティングが施されており、V8モデルならではのダイナミックな性格が与えられている。

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V12モデルとの外観上の違いは、黒いヘッドランプ・ベゼルや、ボンネット・ベントが4つではなく2つであること。アロイ・ホイールも専用のデザインが与えられた。

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一方、インテリアはV8モデルにもV12モデルと同様の装備とデザインが与えられた。

DB11のV8エンジン搭載モデルは、すでに日本でも受注が始まっている。車両本体価格は税別で2193万8900円。V12モデルと比べ、200万円ほど価格は低く抑えられている。

アストンマーティン公式ページ:https://www.astonmartin.com/ja/aston-martin

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