「変な顔の車の名前、想像できる?」24台のみ製造されたランチアとは

RM Sotheby's

ランチア・デルタ HF インテグラーレ エヴォルツィオーネをベースとして、ランチアとザガートがコラボレーションして製作されたものがこの"ハイエナ"である。これは、アンドレア・ザガートと、オランダのランチアオフィシャルインポーターであるLusso Service Hollandのオーナー ポール・クートの発案によるものだった。

手作業によって造られたボディはアルミニウム製で、ハイエナのパワートレインは250bhpから300bhpを発生するようにチューンされた。そのパワーを持ちながら、車重はインテグラーレより約190kg少ない1150kgとなり、スリル満点であっただろう。エクステリアカラーのヴェルデザガートも、この一台を特別なものに仕上げる役割を果たしている。



ランチアとザガートは約500台のハイエナの生産を計画していたが、プロジェクトの莫大なコストのために生産が縮小され、24台しか造られなかった。ランチアで最も有名な自動車の1つであるシャシーとドライブトレイン上に構築された珍しいハイエナは、イタリアのスポーツカーのコレクションとしてふさわしい。



オーナー歴はすべてわかっているそうだ。1人目は発表された時に2台購入し、その後、フランクフルトの弁護士に売却された。2017年10月にオランダに拠点を置くディーラーを通じて現オーナーが購入した。3オーナーのみのハイエナは非常に良い状態で保存されており、走行距離も新車時から8950kmに達していない。



オリジナルのオーナーズマニュアル、2セットのキー、ツールキット、ジャッキ、車のカバー、価格表付きの販売パンフレット、およびドイツでの当時の請求書が付属している。推定落札価格は未公表となっている。

オクタン編集部

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