自然と調和する家具で風を感じる至福 Paola Lenti

ラウンジの上質なソファで寛ぐように中庭やバルコニーで風を感じながら優雅に過ごす時間にはきっとイタリアの高級家具「Paola Lenti(パオラ レンティ)」のアウトドアファニチャーが似合う。アートオブジェのようなモダンデザインが真のラグジュアリーライフを描きだすだろう。

海外のリゾートホテルではガーデンテラスにラウンジと同じく、ゆったりと寛げるソファがあるものだ。コテージの中庭にはデザイナーズ家具と思しきモダンなカフェテーブル&チェアのセットが置かれ、バルコニーやプールサイドのデッキチェアにもセンスあるセレクトがされている。欧米の富裕層は大切な時間と空間を心地よく過ごすための家具には、屋内外を問わず確かなファニチャーを求めるのである。

AZIMUT GRANDE 最上階デッキにあったソファは「Float」。

「ラグジュアリーなライフスタイルを享受す
るひとたちは、家具をとても重視しています。ラウンジやテラスに簡易な椅子とテーブルを置くようでは、文化としてのラグジュアリーは育ちませんよね」そう話すのは安田造船所代表・野澤隆之氏。

「Paola Lentiはホテルやラウンジ、私邸の内外、ヨットやクルーザーのデッキなど、あらゆるシーンにフィットします。海外では大型のクルーザーにソファなどのファニチャーを持ち込むことは珍しいことではありません。日本の海は規制が多く、ようやくこのサイズの船が入れるようになったばかりなのです」と野澤氏。このほかにも私邸やガーデンプールなど多様なシーンにフィットする様子が、「Paola Lenti 」のWeb サイトで紹介されている。


これまで数々のメディアに登場してきた野澤
氏は、つねに「日本から真のラグジュアリーライフスタイルを発信する」と語り続けている。 米国スポーツフィッシャー「BERTRAM」の輸入販売を手掛け、イタリアのラグジュアリーヨットブランド「AZIMUT」の輸入販売に携わるのは、豊かな海外のマリンライフを知っているから。自身若い頃から世界中を旅して、数々のリゾートに足を運んできたからこそ、本物のラグジュアリーを知るひとりとして、自らラグジュアリーライフを実践している。昨年、本格スポーツカーのダラーラ・ストラダーレと日本総代理店契約を締結したアトランティックカーズは、安田造船所のグループ企業である。

AZIMUTは「海上のイタリアンビューティー」と呼ばれる、世界最高峰のラグジュアリーヨット。クルージングを楽しむ欧米富裕層の憧れの艇である。

 
野澤氏が次に手掛けるのは、イタリア家具
の「Paola Lenti」。グラフィックデザイナーであるパオラ・レンティが1994年に創業したファニチャーブランドは、アウトドア家具の第一人者であり、世界最大規模の国際家具見本市・ミラノサローネでも注目の存在だ。屋外に置いても劣化しにくいよう、糸から研究開発したファブリックを使用するのが特徴で、すべてリサイクル可能な素材であることも注目を集める理由。その一方で独創的な曲線を多用するフォルムはアートオブジェのようで、デザイナーというよりもアーティストとして名を馳せる。

シェルチェアの「Amable」はダイニングにも似合う形状だ。

「モダンなデザインと鮮やかなカラーですが、
決して主張することなく空間に溶け込みます。カラーパレットは、どれも自然の色を表現したもの。夏野菜のパプリカやズッキーニ、木々の葉の様々なグリーン。海のコバルトブルーは砂浜の向こうに映る空の色、サンゴ礁から見上げた水面の色など、色彩と色調はさらに広がっていきます」
 
ファブリックは発色豊かで美しく、どれも目
に優しく心地よい。ケミカルな単色ではなく複数の色糸を使っているからだろうか、深みのあるクラシックなテキスタイルには有機的な味わいすら感じさせる。チェアやソファ、クッションに使われているグリーンは、まるで生命が溢れる緑豊かな森の色を再現したかのようだ。

オープンエアラウンジのメインに置かれた円形チェアは「Paola Lenti」を代表するコレクション「Nido 」。クッションの鮮やかなカラーは複雑に編み込まれた複数の色糸が醸す、鮮やかだがニュアンスあるカラーを呈している。

 
ラグやスツールに用いるファブリックは、登
山用ロープから着想を得ており、耐久性に優れ、水洗いもできる。手作業で型に巻きつけた後、ほどいて再度縫い上げるという。モダンデザインとモノ作りへの深い想いが結実した、優雅なイタリアンファニチャーである。

「家具を直接見ていただけるショールームも
開設しました。実際に「Paola Lenti」のある空間を体験できるよう、広尾のコートヤードHIROOにオープンしたのは、オープンエアのカフェです。ソファやチェア、カフェテーブルが、樹木や観葉植物と見事にあいまった空間が、アウトドアファニチャーの魅力を存分に引き出してくれています」

この日の取材は、羽田空港の隣に位置する
京浜島で行われた。海風が通り抜けるポンツーンバーには「Paola Lenti」のオープンエアラウンジが設えてある。目の前の浮桟橋に停泊しているのは100フィートを超える豪華ヨット「AZIMUT GRANDE 32 METRI」。国内最大級という美しい船のインテリアにも、まるで最初からそこにあったかのように「Paola Lenti」が置かれている。

後部デッキにセットされたシェーズロングソファがある風景は、まるでクルーズ船のワンシーンのよう。

そのせいだ
ろうか、ここはまるで5つ星の海上ヴィラか地中海に面したポルトフィーノのマリーナのよう。浮桟橋のラウンジから船内まで、日本有数のメンテナンスドックとは思えないほど優雅な時間が流れていた。野澤氏は近い将来、ここ京浜島に大型クルーザーが停泊できるマリーナを建設予定だという。テーブルに映る夕日がオレンジを帯びてきた頃、サンペレグリノの透明なグラスに海の色を映しながら呟いた。

「これまでプライベートな時間をホテルのラ
ウンジやミシュランホルダーのレストランで過ごしてきた人たちも、今年は自粛ムードで停滞気味です。そんなとき庭先やバルコニーに「Paola Lenti」のラグを敷き家具を置く。そこで過ごす時間は、きっと海外のリゾートを思い出させ、鬱屈した気持ちをも解き放ってくれるのではないでしょうか」
 
日本にも真のラグジュアリー体験を。目の前
のAZIMUT GRANDEよりも、さらに大きな船が出る日はもうすぐそこまできている。


Paola Lenti Cafe

東京都港区西麻布4-21-2
コートヤードHIROO 
営業時間:11:00〜18:00
定休日:日曜


Paola Lenti Minami Aoyma Showroom

東京都港区南青山5-10-17 1F 
Tel:03-6712-5354
営業時間:平日11:00〜18:00
(水曜のみ 14:00 -18:00 )
土日祝祭日 予約制

文:池田 保行 写真:高柳 健  Words:Yasuyuki IKEDA  Photography:Ken TAKAYANAGI

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