世界中が注目!ポルシェ964をベースにした新しい楽しみ方 ?!

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シンガー・ビークルデザインは、リクリエーションされたポルシェ911で有名だが、今回新たに発表したものはシンガー ACSと呼ばれるオフロード911だ。かつてラリーで活躍していた959や911SC/RSのような伝説のモデルを思い起こさせるデザインで、発表された途端に世界中の車好きの中で話題をさらう存在となった。

ACSの開発は、イギリスのTuthill Porsche代表 リチャード・スリルとのコラボレーションによって実現したプロジェクトで、パララックスホワイトとコルシカレッドの2台が製作された。ホワイトの車両は、砂漠ラリーのために設計されており、レッドの車両はターマックラリーに重点を置き設計したとのこと。見て分かる通り、どちらとも車高があげられ、サスペンションのトラベルが大きく、全体的な強度が高いことが特徴。カーボンファイバー製のボディパネルは、オフロード走行中にどちらかの車が損傷した場合に、すばやく交換することができるようになっている。



これまでのシンガーと変わらず、ベースにはポルシェ964が選ばれている。エンジンも空冷フラットシックスのままで、3.6リッター ツインターボチャージャー付きエンジンから450hpが発揮される。ACSには、FIA仕様のシートとハーネスに加えて、フルロールケージ、長距離燃料タンク、2つのフルサイズスペアタイヤなどが装備されている。



シンガーグループの創設者兼エグゼクティブチェアマンであるロブ・ディキンソンは次のように述べている。「過去10年間に私たちが行ってきたことの多くは、ポルシェレースシーンでの成功にインスパイアされており、ACSはそのアイデアを見事に具現化してくれました。シンガーの私たちは、モータースポーツオタクですが、私たちが今回の分野を理解するには、構造工学からボディワーク、機械的なパッケージに至るまで、非常に正当なオフロードビジョンが必要でした」

「私たちは、80年代半ばにカタールインターナショナルラリーやパリダカールなどのイベントを征服した、ロスマンズカラーの911SC/RSと959から特にインスピレーションを得て、これらすべてを再創造しました。新鮮な視点と最先端のノウハウを活用しながら、彼らの名誉を称えるものとなりました」

価格は公表されていないが、今後シンガーで注文が可能になるとのことだ。

オクタン編集部

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