電気で走るクラシックカー!「RBW」に試乗して感じたことは?

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どのEVにもつきものだが、最大の懸念ごとはその航続距離にあるだろう。我々は寒空のグロスターシャーからシュロップシャーまでの、52マイル(約84km)を、友人宅で一晩充電をおこない、翌日戻ってくる形でテストドライブをおこなった。街中と郊外の両方で試したところ、おおよそ50-60mph(約80-97km/h)の速度域での巡行を実現している。

寒々しい暗闇に浮かぶヘッドライトの明かりとともに、我々はその小旅行を38%の充電を残しながら終え、気づけば航続距離は80-90(約130-145km)マイルに達していた。RBW社は155マイル(約250km)の航行が可能だと主張しており、コンスタントに55mph(約89km/h)でのサーキット走行による計測をおこなっている。我々の実際の利用の際に近しい状況といえる零下に迫る温度でのテストも実施されており、バッテリーへの影響も考えられる状態での走行距離になっている。



つまり、RBWは公道でその真価を発揮するのだ。音に関しても静粛性に優れており、微かな鼻歌のようなホイールベアリングが最大の騒音といえるだろう。そして標準的なMGBの最高速よりも30mph(約48km/h)ほど速く、その速度を維持することが可能だ。乗り心地とハンドリングには特筆するものがある。前者はロープロファイルタイヤ、後者はコイル-ウィッシュボーンサスペンションによって支えられている。我々が考えるに、どちらもばね下重量によって支えられている。また、電動ステアリングであり、ダイアル操作によって必要に応じたアシスト量の調整が可能になっている。

デメリット?多くはない。ヒーターが少し小さいこと、そしてもうすぐ無料オプションとして提供される熱線付きのフロントガラスウインドが必要であるということくらいだ。朝からガラスの内側に付いた氷を取るのは、あまりにも古風なMGB体験となるだろう。価格は税抜で9万ポンド(約1270万円)、10万8,000ポンド(約1520万円)にてオプションを含めたすべての面倒を見てもらうことができる。

そう、たしかに手に入れるには大枚をはたくことになるが、質は高く、そして一新されている。環境問題への関心と多少変わった興味を備えた富裕層へのアピールには十分な性能を備えていることは間違いないだろう。

この車の他にまったく新しくEVコンバートできる上等なスポーツカーがあればぜひ教えていただきたいものだ。

オクタン編集部

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