「大きなジャガイモ」?忘れ去られたランボルギーニのコンセプトカー

oldconceptcar

ランボルギーニがかつて発表した"ポルトフィーノ"は、クライスラーのチーフデザイナーであったケビン・ヴェルドゥインがランボルギーニのために設計し、1987年のフランクフルト・モーターショーでお披露目されたコンセプトカーである。ボディスタイルは、4ドア4人乗りのスポーツセダンとなっている。

1986年、ケビン・ヴェルドゥインは、ナバホと呼ばれるクライスラーのコンセプトカーモデルを設計した。コンセプトはクレイモデルの段階を超えることはなかったが、クライスラーが1987年にランボルギーニを買収したとき、デザインは復活し、いくつかの小さな調整を加えて、ポルトフィーノとして具現化された。



ポルトフィーノは、ジャルパのシャシーをベースに構築され、3.5リッター V8エンジンと5段トランスミッションを採用していた。ポルトフィーノの最も興味深い特徴は、カウンタックのようなシザーズドアだったが、バックドアは後部ヒンジで開くユニークなスタイルだった。ボンネットのロゴは、クライスラーペンタゴンの中にランボルギーニブルが組み合わされていた。

ポルトフィーノはスタイルの概念に過ぎず、生産されることはなかったが、そのデザインはその後にも影響を与え、クライスラー・コンコルド、イーグル・ビジョンなどのデザインとインテリアにポルトフィーノの要素が感じられる。



一台のみがプロトタイプとして#LC0001だけが製造されたが、1991年に輸送中の事故で大きな被害を受けた。しかし、クライスラーはポルトフィーノを30万ドル以上をかけて修復し、現在はミシガン州オーバーンヒルズのダイムラークライスラー本社に展示されている。

クライスラーにとっては大事な歴史のひとつだが、ランボルギーニの人々はポルトフィーノのデザインをまったく好まなかったとのことで、「大きなジャガイモ」と呼ばれていたともいわれる。 

オクタン編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事