インテリアとの組み合わせが美しい!独特な顔のクラシック・フィアット

RM Sotheby's

この1953年製フィアット1100カブリオレは、トリノのカロッツェリア・アレマノによるボディワークで、デザインはジョヴァンニ・ミケロッティが手がけたものだ。大胆なグリルのデザインは間違いなく最も目を引く要素のひとつだが、アレマノは「シャークノーズ」からテールまで、外装も内装も見事なデザインとなっている。



シャシーナンバー #019195のこの一台は、4台のみ製造されたカブリオレスタイルのうち1台である。現存しているのは、この車を含め2台のみといわれている。ブルー仕上げのエクステリアは、繊細なメタリック効果が特徴だ。インテリアは、この楽しげな見た目に相応しい素材であるレッドのビニールが使用されており、ダッシュボード、複雑なステアリングホイール、さらには半透明の赤いサンバイザーによってスタイルが引き立てられている。



コンバーチブルのトップはアイボリーで、全体に美しい調和を与える。ドア、パネル、および一体型のフロントバンパーとリアバンパーのフィット感と仕上げは見事なものだ。クロムトリムとフィアット純正ホイールキャップを備えたスチールホイールに備わるピレリホワイトウォールは、その見た目を完成させる要素である。



機械系も非常に高いレベルにレストアされている。1,089cc 直列4気筒エンジンは、4速マニュアルトランスミッションと組み合わせられ、フィン付きアルミニウムバルブカバーで覆われている。

独特のイタリアンスタイルを生み出すアレマノによる、この珍しいフィアット1100カブリオレは、ショーにもツーリングにも適している一台といえよう。スペアタイヤ、履歴ファイル、レストアのドキュメントなどのツールが付属した状態でオークションに出品され、15万8,000ドル(約1640万円)で落札された。

オクタン編集部

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