「最も優れたもののひとつ」美しいザガートボディのランチア・フラミニア

RM Sotheby's

1956年のトリノ・モーターショーで最初に発表されたランチア・フラミニアは、ローマからリミニに通じるイタリアの道路にちなんで名付けられた。ピニンファリーナやトゥーリングなど、いくつかの異なるイタリアンコーチビルダーによるデザインで手に入れることができたが、ザガートによるものは間違いなく最も魅力的で人気がある。

この特別なザガートボディのバリエーションは、3つのシリーズで提供された。ヘッドライトにカバーが付いたスポルト、より一般的なノーズとフロントグリルを備えたシリーズ、そしてスーパースポルト。スーパースポルトは、凹型ヘッドライトを備えた細いグリルと、最高速度210km/hを発揮しながら、152bhpにパワーアップさせるトリプルキャブレターを備えたエンジンを搭載する。1964年から1967年にかけてわずか150台が製作され、最も強力で望ましいモデルとなっている。



そして、今回オークションに出品されるスーパースポルトは、イタリア市場向けに製造され、女性オーナー Eleonora Santini D’Acuntoによって新しく購入された。それはナンバープレート "ROMA E48111"を付けて、1965年5月7日に最初に登録された。1970年に2番目のオーナーへと販売され、彼は40年以上車を保有し続けた。その後、レストアベース車として、テクノクラシカエッセンで展示されそこで新たなオーナーのもとへとわたった。



美しい姿に戻すため、3年間にわたりスペシャリストを起用してレストアがおこなわれた。2016年5月にレストアが完了し、200kmのシェイクダウンの後からはほとんど走らされていない。そしてこの車は、2017年7月にドバイにデリバリーされ、2019年11月にはドバイインターナショナルモーターショーで展示された。



エンジンリビルド時の写真と、レストアを記録した1,000枚の写真も車両に含まれている。手書きの売渡証、オリジナルのオーナーズマニュアル、ツールロールとなども付属する。オリジナルカラーの組み合わせで仕上げられたフラミニアは、その美しいレストア、そして非常に魅力的なザガートのボディのおかげで、「これまでマーケットに出た中で最も優れたもののひとつ」と評されている。推定落札価格は、22万5,000~25万ユーロとなっている。

オクタン日本版編集部

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