必見の写真展!モータースポーツが織りなす「一瞬」×「50年分」のドラマ|JRPA50周年写真展

Octane Japan

50周年を迎えた日本レース写真家協会(JRPA)の写真展が東京・品川で開催中だ。半世紀の間、ファインダーを通してモータースポーツシーンを切り取ってきた写真家たちの珠玉の作品約470点(パネル70点、コラージュ400点)が展示されている。

日本および世界を舞台にした四輪・二輪レースの50年間のドラマを追体験できるよう、展示は1970年代から10年単位で区切られた年代別に構成される。サーキットやラリーフィールドを舞台にしたドラマティックな作品群は圧巻のひとことだ。





70年代の展示はロータス72から始まり、旧コースレイアウトの富士スピードウェイでの富士グランチャンピオンやモナコでのエマーソン・フィッティパルディのリラックスした笑顔に魅了される。80年代のコーナーでは鈴鹿F1日本GP、ル・マンでのロスマンズ・ポルシェ962やシルクカット・ジャガーの勇姿。さらに全日本F2での中嶋悟と星野一義のバトル、WGPダッチTTでの平忠彦の姿も観ることができる。



特に1983年のロードレース世界選手権でケニー・ロバーツがフレディ・スペンサーと歴史に残る戦いを繰り広げたヤマハYZR500の実車そのものが、ホンダNS500とともに展示されているのは必見だ。





90年代の展示ではル・マン24時間レースでのマツダ787Bや関谷正徳が駆るマクラーレンF1 GTR、さらにはアイルトン・セナやノリックこと阿部典史といった伝説のヒーローの姿も。



2000年代の展示でWRCジャパン・ラリーの熱狂ぶりや佐藤琢磨の登場を観たあと、続く2010年代ではその佐藤琢磨がインディ500で勝利を飾り、二輪ではマルク・マルケスの時代が到来する。









もちろんここに挙げた以外にも50年分のモータースポーツの歴史が凝縮されていて、とにかく観るものを飽きさせない。



モータースポーツのヘリテージを振り返って体感する展示ではあるが、その中に期待のF1ルーキー角田裕毅の写真があるのがとても印象的だった。過去から現在、そしてモータースポーツの未来にも期待を寄せながら、50年間のドラマを堪能していただきたい。


JRPA写真展「50周年写真展」
会場:CANON GALLERY S(東京都港区港南2-16-6)
開催日程:2021年2月9日(火)~3月17日(水)
10:00~17:30(日曜・祝日は休館)
入場料:無料

オクタン日本版編集部

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