新しい次世代のハイパフォーマンスPHEV、マクラーレン・アルトゥーラ発表

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マクラーレンアルトゥーラでは、新しいクラブスポーツ・シートもデビューする。軽量かつサポート力に優れ、太もも裏のサポート、シートの高さ、背もたれの調節時には、シート全体が一体となって楕円の弧を描いてピボットする。オプションにてコンフォート・シートも選択できる。

コクピットも人間工学的に最適化された。カーボン・ファイバー製シェルやダッシュボード、ド アがスリムなため、身長193cm(6フィート4インチ)のドライバーでも、 膝周辺の空間やレッグルームに余裕がある。肩周辺の空間も広く、背もたれを大きく倒して体を伸ばすこともできる。

新しいマクラーレンのインフォテインメントおよびインターネット接続システム(MIS II)は、2個の高解像度スクリーンを活用する。インターフェースは、新しいソフトウェアと専用ハードウェアを基に、スマートフォン並みの応答性を実現し、スマートフォンのミラーリングも可能だ。MIS IIには、マクラーレン・トラック・テレメトリーやバリアブル・ドリフト・コントロール等、おなじみのマクラーレン・アプリのアップデート版を搭載する。また、ナビゲーションマップのデザインも改められた。これを含むインストゥルメント・クラスターは、主要な情報に絞り込んでドライバーの注意を削ぐ要素を最小限にしている。メインビナクルをシンプルなモードにすると、不必要な内容を隠して注意散漫を抑え、前方の道路に完全に集中するよう促す。

MIS IIではオプションでドライバーを支援するいくつものADASが利用できる。ストップ&ゴー機能付きインテリジェント・アダプティブ・クルーズコントロール、レーンデパーチャー・ウォーニン グ、ハイビーム・アシスト、ロードサイン・レコグニションなどで、これらとインフォテインメントは、OTAアップデートを利用して強化できる。また、アルトゥーラはキーに低消費電力 Bluetoothを備え、 ドライバーが車両に近づいてくるのを検知するとシステムの電源を入れて乗員を出迎える。そのひとつがドアに装備された“点灯するまで見えない”アンビエント照明で、これがパドルランプの役割も果たす。

マクラーレンがレーシングカーとロードカーのエンジニアリングで半世紀以上にわたって蓄積した専門性と経験から生まれた新しいモデルだけに、アルトゥーラには 特許を出願中のテクノロジーが数多く採用されている。例えば、MCLAの様々な要素の充填材や、機械式リバースギアに代わって後退を可能にし、ギアボックスの短縮にも貢献しているEモーターの利用法、新しいクラブスポーツ・シートの革新的でありながら驚くほど使いやすい軽量な調節メカニズムなどだ。

アルトゥーラは現在、マクラーレン正規販売店でオーダーを受け付けており、納車は今年の第3四半期に始まる予定だ。

主要な仕様がほかに3種類ある。スポーティで機能的な美しさを特徴とする「パフォーマンス」、名前が示すとおりテクニカルでラグジュアリーな要素を中心にした「テックラックス」、よりアバンギャルドで大胆なルックスと印象の「ヴィジョン」である。

すべてのマクラーレンアルトゥーラに5年間の車両保証、6年間のバッテリー保証、10年間のボディ保証が標準で付帯される。

オクタン日本版編集部

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