ジャガー・ランドローバーが新グローバル戦略 「Reimagine」を発表

JLR



ジャガーは2020年代半ばまでにブランド再生を実行していく。感性に訴えかけるデザインと、次世代を切り拓くテクノロジーを備え、非常に美しい新たなポートフォリオを提供するピュアEVのラグジュアリー・ブランドとして生まれ変わる。ジャガーは、お客様のジャガーに対する期待に応え、ジャガーでしか味わえない感覚をもたらす美しい自動車体験を作り出すことで、人々の生活や日常を特別なものにする存在となる。なお、「XJ」というネームプレート自体は存続する可能性はあるが、今後発売するべく開発を進めていた「XJ」後継モデルは、ラインアップには含まれず、今後ジャガー・ブランドは独自の方向性を追求していくとのこと。

ジャガー・ランドローバーは、2030年までに、それぞれのブランドでピュアEVを投入し、ジャガーでは100%、ランドローバーでは約60%に、テールパイプのない(排気ガスの出ない)パワートレインを搭載する予定だ。

ジャガー・ランドローバーの目標は、2039年までに、サプライチェーン、製品、オペレーションのすべてにおいて排出ガス量を実質ゼロにすることである。その一環として、水素経済の成熟に伴い、クリーンな燃料電池の準備も進めている。これは長期的な投資プログラムとして行っており、開発はすでに進行中で、今後1年以内にプロトタイプが英国に到着する。

ラグジュアリー業界を取りまく環境、社会に与えるインパクトの新たなベンチマークをもたらすサステナビリティは、「Reimagine」戦略の成功には不可欠な要素である。中心となる新たなチームを結成し、マテリアルをはじめ、エンジニアリング、マニュファクチャリング、サービス、循環型経済への投資における先駆的なイノベーションを構築し、推し進める。 

ジャガー・ランドローバーは年間約25億ポンドの投資をコミットしており、このなかには、電動化テクノロジーやコネクテッド・サービスの開発が含まれている。オーナーシップ・エコシステムをさらに向上させるデータ集約型テクノロジーとあわせて、カスタマー・ジャーニーおよびエクスペリエンスをよりよいものにしていく。

ジャガー・ランドローバーのインキュベーター兼投資機関であるInMotionから生まれた、柔軟なPIVOTALサブスクリプション・モデルなどの実績のあるサービス(会計年度中に750%成長)を、英国での成功に続いて、他の市場でも展開していく予定だ。

オクタン日本版編集部

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