【 極上のスーパーカー 】S・ベッテルの貴重なカーコレクションが販売中!

Tom Hartley Jnior

世界中で一握りの人々しか手に入れられないスペシャルな車両を自分のガレージに収める方法のひとつとしてあげられるのが、F1でスタードライバーとして名を上げることだ。

4度のワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは実際にF1で数々の記録を残し、高価で貴重な車を集めてきた。ベッテルをフューチャーしたスペシャルモデルがインフィニティから発売されることもあったが、彼がプライベートで乗っていた車はどれも最高のものばかりだ。彼はあまりブランドバイアスのある男ではないのである。

しかしジェイ・レノでもない限り所有車を無限に増やすことはできない。先に進むために、持っている車の一部を売りに出さなければいけないこともある。そして今回イギリスの中古車ショップ、トムハートリージュニアを通して彼のコレクションのうち8台が市場に出ることとなった。どれも決して安い車ではないが、すでに何台かは嫁ぎ先が決定している。

売りに出された車の中でも特にインパクトが強いのが、マラネロの新たな伝説的なモデルになりつつあるモデル、ラ フェラーリだ。ボディカラーはロッソコルサで、内装はブラックと上品な仕様になっている。ヘッドレストとステアリングホイールにはセバスチャン・ベッテルのロゴが入っており、一目でベッテルの所有車両だったことがわかる仕様だ。また、ネロルーフや4点シートベルトをはじめとした多数のオプションもついており、豪華な1台となっている。さらに2016年式でほぼ最終ロットである上に走行距離はわずか490kmと非常に程度が良く、中古市場に出回っているラフェラーリの中でも特に良質なモデルだといえるだろう。しかし残念ながらすでに売約済だ。



次に紹介するのが、これもまたフェラーリの歴史において特別な1台であるモデル、エンツォ・フェラーリだ。そもそもエンツォ・フェラーリにはオプションの選択肢がほとんどないが、このエンツォにはミディアムレーシングシートやロッソインストロメンタルダイアルなどのオプションが選択されている。2004年式でボディカラーはロッソコルサだ。しかしもっとも特筆すべき点は、この車がフェラーリ・クラシケを取得しているということだろう。フェラーリが公式に太鼓判を押した車両であるという事実によって、より価値の高い車になるに違いない。しかしながらこの車も売約済となっている。



ラ フェラーリ 、エンツォに続き、ベッテルはF50も手放すことにした。この1996年式のF50はベッテルがフェラーリに移籍した2015年に購入された。走行距離は約7000kmで、完全オリジナルコンディションという希少な車両である。さらにエンツォ同様クラシケを取得しており、その他付属品もすべて揃っている。この車は販売中だが、価格は非公開だ。



ラ フェラーリ 、エンツォ、F50の売却を決めたにもかかわらず、F40を手放さなかったのは、単に前者の3台がベッテルのお気に召さなかったというわけではなく、ベッテルがF40を特に愛しているからに違いない。

さらに2016年式のF12tdfや2015年式の458スペチアーレといった通常モデルのハードコアモデルもベッテルはコレクションから売却することにした。ヘッドレストのセバスチャン・ベッテルロゴをはじめとしたオプションが豊富に付いており、たとえベッテルのコレクションだったというヒストリーを持ち合わせていなくても価値ある1台といえるだろう。





オクタン日本版編集部

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