「そうやって開くの !?」ユニークなドアを備えるキュートな車

RM Sotheby's

カイザー=フレイザーのカイザー・ダリンは、1952年秋にプロトタイプがデビューしたアメリカ初のグラスファイバースポーツカーだった。注目を集めた一台だったが、1954年まで生産が開始されることはなかった。信頼性の高いウィリーズ製の"ハリケーン" Fヘッド6気筒エンジンを搭載し、そのボディデザインは1950年代の自動車シーンにおける伝説ともいわれる。独特の"ローズバッド"グリルは、「いつも誰かにキスをしたいような表情」と比喩されていた。



ダリンの中でも最も魅力的なのは、最愛の「ポケット」ドアであった。ドアはフロントフェンダーに前方にスライドして収納されるかたちになっていた。ダリンは何十年にもわたってこのスライド式ドアを安全なものとして宣伝していたものの、このアイデアが完全に普及することはなかった。しかし、これはカイザー・ダリンのトレードマークであり、今もなお最もよく記憶されている機能の1つとなっている。




435台しか製造されていないため、珍しい存在である。現在オークションで提供されるロードスターは、イエローサテンで仕上げられた390番目の車だ。ボディすべてがレストアされており、美しい状態のままで残されている。また、いくつかのアップグレードが施されており、時代に適したカイザー/マッカラースーパーチャージャーが取り付けられ、必要なスーパーチャージャーマウントはオリジナルの車の鋳造物から作られたと報告されている。



ダリンはアフターマーケットオプションとして低めの取り外し可能なハードトップを作っていた。レアな一枚であるだけでなく、車のデザインを引き立て、さらに目を楽しませてくれるものだ。車はまた、正しいクロムワイヤーホイールカバーと幅広のホワイトウォールタイヤを備えている。

これは、非常に魅力的な色で、美しく復元されたダリンを手に入れる貴重な機会だろう。新しいオーナーを1950年代の映画スターのように感じさせること間違いなしだ。オークションは2月28日まで開催されており、推定落札価格は17万ドル~18万ドルとなっている。

オクタン日本版編集部

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