ベントレーの最新技術が注ぎ込まれたエンジン│フライングスパーV8の原動力

Bentley motors



ツインスクロールターボチャージャーの最大の特徴は、タービンハウジング内の2つの独立した平行な流路が、排気ガスをタービンホイールのベーンに誘導することにある。その結果、低速域でも高いトルクが得られるようになった。ターボチャージャーはエンジンのVバンクの間に配置されており、エンジンからの排気ガスの移動距離を最小限に抑え、1,760rpmで作動し、最大1.6barのブースト圧を発生させることができる。その結果、瞬時に出力されるトルクにより、0-60 mphで4.0秒(0-100km/hで4.1秒)を実現している。

さらに、センターターボチャージャーのレイアウトと同様に、8気筒エンジンのもう一つの設計上の特徴は、触媒コンバーターがVバンク内部のシリンダーに近接していること。この構成により、エミッションコントロールシステムを迅速に最適な運転温度まで上昇させることができる。触媒コンバーターの加熱も、エンジン始動時にターボチャージャーのウェストゲートを開くことで速くなる。



カムシャフトによって直接駆動される2つの高圧燃料ポンプが、8つのソレノイド駆動インジェクターに最高250 barの圧力で燃料を供給する。それは60トンの蒸気機関車を動かすのに必要なボイラー圧力の14倍にもなる。

インジェクターは、点火プラグに隣接する燃焼室の中央に取り付けられており、点火前に最適なスプレーパターン(空気と燃料の混合比率)を達成するために、7つのノズルから各シリンダーに燃料のジェットを生成する。空気入口ポートの設計は、シリンダーに入る空気の流れの乱れを増やし、この乱流がシリンダー全体に燃料を分散させ、よりクリーンな燃焼プロセスと排出量の削減に貢献している。

オクタン日本版編集部

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