「車は自分を写す鏡となる」ハリウッド級のカーコレクションを持つ男 アーミン・ポール

Porsche AG



車は自分を写す鏡となる

1970年代後半、当時少年だったポールはとにかく新しいモデルに魅了されていた。1990年代半ばになると彼はまず928S4に乗り、その後レインフォレストグリーンの928GTSを手に入れた。今、彼が所有している928にそっくりな一台だったそうだ。

しかし、彼の娘が生まれた時に928よりも大きなファミリーカーに乗り換えざるを得なかったため、928を手放すことに。ところが今から約5年前にポールは運命的な出会いを果たしたのである。

「928が私の前を走っていて『おお!素晴らしい車が走ってるな』と思ったんです。そして車にドライバーをふと見てみると、なんと私の同僚だったのです。しかも彼は家族のために車を売らねばならず、買い手を探していたところだったのです」

こうしてこの928GTSは彼のコレクションに加わったのだ。



「車のシートに座り、今自分がここにいるんだということを感じられる時間が好きです。気分に合わせて服を変えるようにね」と彼は自分のコレクションの多様性について語る。彼のコレクションの中で最も古いものになると、60年代のエキゾチックカーとマッスルカーがある。「どの車もその時代の精神を反映しているんです」と言う。

彼はしばしば928を運転するのだが、その度に「この車の運転は本当に楽しい!」と心から感じるそうだ。

実際、最終モデルであるこの1994年式の928のオドメーターは19万kmという数字を記録している。


子供の頃の夢

V8フロントエンジンを搭載するこのグランツーリスモは1995年まで製造された。「ポルシェには永続的なデザイン、活気的なダイナミクス、信頼性、世界最高峰のドイツのエンジニアリング技術など素晴らしい要素が詰め込まれています」とポールは話す。

「子供の頃私にとってポルシェを所有することは夢のまた夢でした。しかし928は当時驚くべき技術の結晶でした」

ポールのように、グランツーリスモも未来を予期していた。現在そのグランツーリスモの路線はパナメーラ4E-ハイブリッドに繋がっている。最近ポールが以前にも増してガレージに足を運ぶのは、この最新のグランツーリスモの存在が理由であろう。

オクタン日本版編集部

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