幸先の良いシーズンスタート!ジャガー・レーシング フォーミュラE世界選手権シーズン7開幕戦

Jaguar

ジャガー・レーシングは、ミッチ・エバンスがサウジアラビアのディルイーヤで行われたABB FIA フォーミュラE世界選手権 シーズン7の開幕戦および第2戦に「I-TYPE 5」で出走し、初戦でミッチ・エバンスが3位となり、続く第2戦でもサム・バードが優勝し、ジャガー・レーシングは2戦連続で表彰台を獲得し、総合首位に立った。

2月26日に開催された開幕戦では、クオリファイ・セッションを6位で終えたミッチ・エバンスが、決勝では素晴らしいスタートダッシュを決めて6位から5位に順位を上げ、さらにパスカル・ウェルライン(ポルシェ・チーム)を追い抜いて4位に浮上した。そして、フィニッシュまで残り2分のところでレネ・ラスト(アウディスポーツ・アプト・シェフラー)を追い越し、最終的に3位でフィニッシュし15ポイントを獲得した。新型レーシングマシン「I-TYPE 5」のスピードと効率性を実証するとともに、ジャガー・レーシングは開幕戦から表彰台に上り、幸先の良いシーズンのスタートを切ったのだ。



クオリファイ・セッションを8位で終えたサム・バードもまた、素晴らしいレースのスタートを切り、力強い走りを見せたが、レースの残り25分で、アレックス・リン(マヒンドラ・レーシング)とクラッシュし、リタイアを余儀なくされた。

翌日の第2戦のナイトレースでは、サム・バードは、2列目の3番グリッドからスタートし、直後の第1コーナーでセッテ・カマラ(ドラゴン/ペンスキー・オートスポーツ)を追い抜き、2位に躍り出る。その後も終始、元チームメイトであるロビン・フラインス(ヴァージン・レーシング)と攻防戦を繰り広げ、「I-TYPE 5」の速さを見せつけた。レース終盤、複数のマシンによるクラッシュが発生し、ゴールまでの6分間、セーフティカー導入となり、そのすぐ後ろにつけたサム・バードが1位を維持してレッドフラッグの下フィニッシュし、ジャガー・レーシング加入後の初優勝を果たした。

一方、ミッチ・エバンスは初戦の勝利から一転し不運に見舞われた。クオリファイ・セッション18位でのスタートで上位を目指したが、最終的にはクラッシュによりリタイアとなった。

ジャガー・レーシングは、2021年4月10日に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権第シーズン7第3戦ローマ・グランプリに総合ランキング首位で挑む。



ドライバー、サム・バードのコメント「信じられないほど幸せです。ジャガーは私を快くファミリーとして迎え入れてくれ、新しいことも教えてくれました。プレシーズンの間、いくつかの課題もありましたが、チームの仲間と協力し、勝利のために努力してきました。この結果は、リヤドの人々だけでなく、ファクトリーに戻ったチーム、そして疲れを見せずにプロジェクトに取り組んできてくれたジャガーの皆のためのものです。確固たるポジションでこの週末を終えることができました。次戦ローマでの市街レースを楽しみにしています」

ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント「開幕戦からいいスタートを切ることができました。初めてライトの下でのレースでしたが、ハローに照らされたコックピットからの眺めは最高でした。第2戦は残念な結果となってしまいましたが、両ドライバーがポイントを獲得することができ、チームとしてはいい結果を残せた週末だったと思います。今回の経験から多くのことを学び、ローマに向けて挑みたいと思います」

ジャガー・レーシング・チームのディレクターであるジェームズ・バークレーのコメント「この信じられないほど競争の激化する世界選手権において、2戦連続で表彰台を獲得し、3位入賞そして優勝という、素晴らしいスタートを切ることができたのは、ジャガーにとって本当に素晴らしい週末でした。これは、新型レーシングマシン『I-TYPE 5』をはじめ、パフォーマンスに対してあらゆる面でチーム一丸となって取り組んできたハードワークと、チームの専門的知識の賜です。チャンピオンシップ・ランキングを首位でサウジアラビアを去ることができることは誇らしいことで、ローマに向けてこのポジティブな勢いを維持していきたいです」

オクタン日本版編集部

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