子供に1000万円超えのおもちゃをプレゼント !? ジュニアカーに驚きの落札額

RM Sotheby's

ブガッティのレプリカを製作していたベンチュリの元ディレクターによってフランスで1970年代に設立されたデラシャペルは、自動車の独立メーカーだった。同社は主に、BMW、プジョー、メルセデス・ベンツのエンジンを搭載したさまざまなレプリカを製造していることで知られていた。

これに加えて、ガソリン駆動の「ジュニア」レプリカも製造していた。これらは会社に大きな成功となり、BMWは328のジュニアレプリカ製作を2度依頼している。ル・マン24時間レースの主催者であるAutomobile Club de l’Ouestは、ル・マン クラシックでジュニアカー競う子供向けのイベントを今でも開催しており、人気のコンテンツとなっている。そのジュニアカーも、今となってはコレクターズアイテムのひとつとなっており、オークションで取引されている。それらはほとんどが50万円~200万円台といった価格帯で取引されているのだが、今回は記録的な値段が一台のジュニアカーに付けられた。



1990年代初頭に製造されたこのシリアルナンバー28の一台は、フェラーリ330 P2を模しているもの。他のデラシャペル製ジュニアカーと同様に、5.0馬力のホンダエンジンを搭載し、完全に特別注文で製造された。伝統的なフェラーリのレッドで仕上げられ、レーシングカー風のカーナンバーを付けている。



保存状態が非常に良いものだが、その推定落札価格は平均的な100万円前後だった。しかし、その結果は驚くべきものとなり、120,000ユーロ(約1548万円)で落札された。一体、誰が、どのような用途の目的で落札したのかは分からない。子供へのプレゼントとしては高額すぎるが、その可能性も十分にあるだろう。このジュニアカーでイベントに参加している子供を今年のル・マン クラシックでは見られるかもしれない。

オクタン日本版編集部

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