ランボルギーニをレストアしたいなら...
「The Amelia Island」は、毎年3月の週末、アメリカ・フロリダ州のアメリアアイランドを舞台に開催されるコンクール・デレガンスだ。毎年、この土曜日の夜、リッツカールトン・ホテルのバーの向かいでランボルギーニがプレゼンテーションを行う。コンセプトモデルやマイナーチェンジモデルなどの発表が恒例だが、2016 年は違った。鮮やかなグリーンをまとったミウラが登場したのだ。これはランボルギーニが新たに開設したクラシック部門「ポロストリコ」でのレストア第一号車。そして、この車はミウラSVの第一号車でもあったのだ。
グリーンのミウラはS V(シャシーナンバー4846 ) で、1971年ジュネーヴショーのベルトーネ・ブースに出展された"そのもの"だ。ランボルギーニのブースではLP500(カウンタックのコンセプトカー)がデビューしていたが、SVの投入によってミウラをテコ入れして、カウンタック開発資金を捻出する必要があった。そこでミウラのデザインを手掛けたベルトーネのブースでSVがお披露目されたというわけだ。
シャシーナンバー4846がサンターガタのポロストリコに到着したとき、一部のパーツは取り外された状態だったうえに、ボディはオリジナルとはまったく異なる真っ赤な塗色であった。
仕様書やモーターショーの資料写真など、メーカー直結のポロストリコでしか確認できない記録が厳密な新車時の姿に戻すレストアには欠かせない。ポロストリコが重視するのは綺麗にするレストアではなく、新車時の姿に戻すことだ。
オクタン日本版vol.15「フェラーリ 288 GTO」 特集一覧はこちら
amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4418161341
Fujisan:http://www.fujisan.co.jp/product/1281695173/b/1413271/
2024.04.11
モデナで作られるマセラティ純血エンジンを搭載した名車たち
初開催のフォーミュラE東京大会で衝撃的な優勝を遂げてからまだ1週間と経っていないのに、今度は独自開発したV6エンジンに的を絞ったサーキット試乗会を行なうというのだから、最近のマセラティはなんともアグレ ...
2024.04.08
海外にも多くのファンを持つ「元祖・COOL JAPAN」|モデルファク ...
ポルシェやフェラーリの名前は知っていても、モーガンやパガーニの名前を知らない“クルマ好き”はいる。模型の世界でも、タミヤや京商の名前は知っていても「モデルファクトリーヒロ」の名 ...
2024.04.12
連載:アナログ時代のクルマたち|Vol.24 ポルシェ356Aスピード ...
ポルシェの名が付くスポーツカーが誕生したのは第2次世界大戦後のことである。その基本構造が、同じポルシェ博士が開発をしたフォルクスワーゲン・ビートルと同じだったことから、“ビタミン剤を飲み過 ...
2024.03.29
ランボルギーニ、その60年はV12と共にあり|60 Years of ...
ランボルギーニの起源にまつわる物語はよく知られている。イタリアン・エキゾティックの世界で新参者のフェルッチョが注目を集めるためには、フェラーリに匹敵するエンジンを持たねばならなかった。そこで彼は世界最 ...
2024.03.26
フェラーリのあるライフスタイルのために|Nicole Competiz ...
2024年2月にオープンした「Nicole Competizione プレオウンドショールーム & サービスセンター」は、総床面積4191㎡という広い建物に20台前後の認定中古車とレーシングフ ...
2024.03.27
クロノグラフを発明した天才、『ルイ・モネ』の時計|Louis Moin ...
自動車の歴史はスピードというもっともわかりやすい性能を競う歴史であり、そのスピードを数値化する計測の歴史でもある。その計測において、クロノグラフという機構がもたらした功績は計り知れないが、意外やルイ・ ...
2024.03.20
DSをキャンバスに!? 子どもも喜ぶ「ヴァンセンヌ旧車会2024年3月 ...
パリの東の要、ヴァンセンヌ城。その前の広場で毎月開かれるヴァンセンヌ旧車会定例ミーティング。今月3月は第二週日曜日に集まった。本来は第一日曜日だが、先週はパリ セミ マラソンが開催されそのコースの一部 ...