ディオール 2021-2022秋冬 コレクションをヴェルサイユ宮殿で発表

ディオール 2021-2022秋冬 プレタポルテ コレクションが、フランス・ヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」にて発表された。

今回、マリア・グラツィア・キウリが探求したのはおとぎ話の世界。シンボルの数々が網目のように張り巡らされたファンタジーの世界は、単に現実から離れるための手段ではない。それはステレオタイプ(既成概念)に異議を唱え、挑むために与えられたもの。


自己の肯定へと誘うかのようなルックの数々:おもちゃの兵士の制服はレッド&ホワイトの差し色が美しいブルーのカシミヤコートのシリーズへと生まれ変わった。ブラックは、スカートから「バー」ジャケットまで、実に多彩なアイテムで存在感を放ち、ディオールを象徴するコードのひとつ「カナージュ」モチーフやアンジェラ・カーターの『赤ずきん』*で着用していたようなフードにアクセントを添えている。
 
新たな解釈、フェミニンな魔法。新しいかたちの自己認識へと密やかに繋がる道が、そこには続いているのだ。


*1979年にゴランツ社より出版された短編小説集『血染めの部屋』の一話。


ディオール 2021-2022秋冬 プレタポルテ コレクションはディオール 公式サイトでもご覧いただける。
http://bit.ly/DiorAW21

オクタン日本版編集部

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