史上最高の「マルチ」を実現│4代目のドゥカティ「ムルティストラーダ」日本発売へ

ドゥカティ「ムルティストラーダ」は、多くの用途で楽しむという野心的な目的を実現しているモデルである。アスファルトでもオフロードでも、どんな路面状況でも、安全性と堅実性を備えた、スポーティでありながら快適なモーターサイクルを目指して誕生した。

2003年の発売以来、18年間で11万台以上が生産され、用途を広げながら進化を遂げてきた。初代ムルティストラーダは、トルクが良く、主に公道走行に適したスポーツバイクだった。2010年モデルは、世界で初めてライディングモードを搭載した「4台のバイクが1台になった」(=four bike in one)バイクとなった。2015年には可変バルブタイミングを採用したエンジンが発表された。

初代ムルティストラーダ


そして、2020年に発表された4代目となるムルティストラーダは、より高性能なバイクでありながら、より乗りやすくなっている。同時に軽量化も果たしている。より汎用性が高く、快適でありながら、あらゆるライディングコンディションで効果を発揮する。つまり、ドゥカティはムルティストラーダV4を史上最高の "マルチ "にしたかったのである。これまで以上に「ムルティストラーダ」の名が相応しいバイクを生み出した。

ムルティストラーダV4は「スポーツ」モデルといえる。その理由は、軽量でコンパクト、170馬力、電子制御のMotoGPエイド、混合路面でのエキサイティングで効果的なライディングを可能にする俊敏なサイズのシャシーを備えているためだ。また、6万kmごとに設定されたメンテナンス間隔、開発段階での乗り心地へのこだわり、フロントとリアの両方に備えたレーダーシステム、ダッシュボード上で確認できるマップナビゲーター、コーナリングライトという面では「ツーリング」モデルであるといえる。優れたオフロード性能、電子制御サスペンション、ギア比の面では「エンデューロ」である。そして、低速での素晴らしい使い勝手、スマートフォンとの優れた接続性とにおいて「アーバン」であるのだ。どんな状況においても、取り回しがしやすいドゥカティである。



また、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)とブラインドスポット・ディテクション(BSD)の使用を可能にする革新的なフロント&リア・レーダー・システムは、ドゥカティがモーターサイクルの世界で初めて導入したものである。レーダーは、ドゥカティがボッシュなどのトップレベルの技術パートナーと共同で開発した先進的な補助システムで、バイクを取り巻く現実を再構築する機能により、ライディングをサポートし、より快適なものにしてくれる。


そのデザインは、その技術的精神に加えて非常に機能的で、堅牢でありながらも洗練されている。ドゥカティのデザイナーは、フォルムと機能を完璧に組み合わせるために、ホイールベース内のボディのプロポーションとコンパクトさを追求してきた。この事実は、22リッタータンクを統合するための筋肉質でありながらセクシーなラインを持つフロントの圧倒的なボリュームと、オフロードでの立ち位置でも最適なライディングポジションを可能にするスリムなリアの組み合わせによってすぐに認識できる。

搭載されるエンジン 新型V4グラントゥーリズモは、超小型・軽量・高性能・トルクフルなエンジンで、情緒とスポーティさを損なうことなく、「冒険」に求められるニーズに応えるべく設計されている。耐久性と信頼性を両立させるために、最新世代の技術とクラストップレベルの素材を採用し、二輪車用エンジンとしては過去最高のメンテナンスインターバルを誇る。オーナーと共に地球の隅々まで冒険するための、高性能でダイナミックなバイクの心臓部として誕生した。

新しいエンジンにはスプリングバルブリターンシステムが採用され、V4グラントゥーリズモのメンテナンス間隔は6万kmにまで延長された。これは、ドゥカティがデスモドロミックシステムの開発において獲得した素材、処理、技術的なソリューションが注ぎ込まれた結果といえる。デスモドロミックと比較すると、スプリングバルブリターンシステムはコンポーネントへのストレスが少なく、モーターサイクルエンジンがこれまでに到達したことのない傑出したマイルストーンを達成した。V4グラントゥーリズモは、10.500rpmで125kW(170ps)、8.750rpmで125Nm(12.7Kgm)の最大トルクを発揮する。これはすべて、厳しいユーロ5のホモロゲーション基準をクリアしている。



V4グラントゥーリズモの重量は66.7kgで、先代にあたるムルティストラーダ1260に搭載されていたテスタストレッタの2気筒よりも1.2kg軽く、記録的な軽さを誇っている。1,158ccの排気量は、V4エンジンの性能、軽さ、大きさの面で、信じられないほどの軽さとコンパクトさを実現している。先代エンジンと比較して、V4グラントゥーリズモの全長は85mm短く、95mm低く、幅はわずか20mmしか広がっていない。このコンパクトなレイアウトにより、ドゥカティのエンジニアたちは、エンジンをより効果的にフレームの中央に配置することができ、バイクの重心位置に良い影響を与えることができたという。

また、ハンドリングと俊敏性を向上させる逆回転クランクシャフトの採用や、フルボディでありながら、あらゆる速度域で完璧にコントロールできる「ツインパルス」技術の採用など、ドゥカティがレースの世界で培ってきた経験から得た要素を受け継いだ特別なモデルといえる。

そんな革新的なムルティストラーダV4 Sが、ついに3月13日(土)に国内で発売される。価格は288万円~(税10%込み)となっている。一台あれば、どこでも楽しむことができる相棒になるだろう。

オクタン日本版編集部

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