渋いカラー!ジャガー Eタイプ シリーズ1の落札価格は?

RM Sotheby's

この車をEタイプと呼ぶかXKEと呼ぶかは、どこの出身かにもよるが、いずれにしても、このジャガーは1960年代に最もセクシーな車であったことは間違いない。この車は1949年にXK120と共に導入され、センセーショナルな外観とセンセーショナルな性能、そして低価格という魅力を持っていた。かつてのXK150の官能的な雰囲気に代わって、新しいEタイプはなめらかさが生まれた。しかし、そこにはジャガーならではの魅力があった。

1961年3月のジュネーヴ・モーターショーで発表されたこの車は、自動車界に旋風を巻き起こした。エンツォ・フェラーリはこの車を "史上最も美しい車 "と称したほどだ。ニューヨーク近代美術館は、Eタイプのデザインの重要性を認め、ブルーのロードスターを永久デザインコレクションに加えている。これは、このような栄誉をこれまでに受けた車はわずか6台のみである。



カラーは豊富に用意されていたが、この色は特に渋くマニア向けといえよう。ジャガー・ダイムラー・ヘリテージ・トラストの証明書によると、この左ハンドルのシリーズ1 Eタイプは、1961年10月2日に製造され、10月12日にニューヨークに輸出された。それからちょうど30日後、カリフォルニア州ロサンゼルスの最初のオーナーに引き渡された。2016年までに3人のオーナーがこの車を所有していた。2人目のオーナーは1960年代後半に購入し、カリフォルニア州パロアルトのカーク・フライ氏が1976年に、そして4人目のオーナーは2002年に所有している。



2013年には、著名なレストアラーでありブランドのエキスパートであるデイブ・ファーガソン氏により、コンクールレベルまでレストアがおこなわれた。ビデオ撮影と写真撮影を行い、細部まで丁寧に仕上げられていることが分かる。オリジナルカラーのオパールセント・ブロンズにリフィニッシュされ、オリジナルのベージュ("パンプキン "と形容される)に合わせて、印象的な新しいレザーインテリアが装着された。オリジナルのフォーンカラーのトップではなく、新しいブラックのコンバーチブル・フードを装着している。



大型のフロントディスクブレーキを装着して制動力を向上させ、5速マニュアルギアボックスで快適なクルージングを実現した。また、5速マニュアルギアボックスを装備している。新しいワイヤーホイールを装着し、電子制御式イグニッションをネガティブ・グラウンドに変更している。ヘッドランプカバー、ウィンドスクリーン、フルードリザーバー、ナット、ボルト、ワッシャーなど、ほとんどのオリジナルパーツがレストアに使用され、本物らしさを維持しているのも特筆すべき点である。

当然ながらこのEタイプは人気を集め、2021年1月に開催されたオークションで22万4,000ドル(約2419万円)で落札された。これからも、史上最も美しいといわれたEタイプの価値はあがっていくだろう。

オクタン日本版編集部

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