覚えている?90年代に誕生した記憶に残る「ネオクラシック」

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1990年代に誕生した、記憶に残る車をご紹介。

ポルシェ968 クラブスポーツ 1992〜1995年

ツッフェンハウゼンのSUVや水冷式911より前の時代の、フロントエンジンを積んだポルシェで最後のモデル。有終の美である。ポルシェにおいては、最終進化系がいつも最高のモデルだ。なぜなら、同社は自社の車に磨きをかけることに、他のほとんどのメーカーよりも労力を費やすからである。これは1970年代中旬に生まれた、アウディデザインのクーペにフォルクスワーゲンのエンジンを積んだ、ポルシェで最も懐かしく思い出される車好きに愛される車のひとつだ。3リッターの4気筒(デザイン的には928のV8の半分として誕生)は、ステアリングやハンドリングのバランスが素晴らしい割に、特に力強くかつ予想以上にスムーズだ。だが、クラブスポーツが特別である理由は、その軽量化により焦点が当てられているところだ。遮音性は低く、ウィンドウは手動で、ラジオもない。それで通常版より100kgの軽量化を実現している。というわけで、このレーストラック向けの車(15,000ポンド程度で入手可能)は、後世の911 2.7RS的なものであり、今日のクラシックカー市場での立ち位置は皆理解しているのである。


マセラティ3200GT 1998〜2001年

これはアストンマーティン DB7へのイタリアからの反撃だったと思われる。クールで、教養のある雰囲気で、その上ゴージャスだ。ダイナミックなスペシャルパッケージでは結果的になかったとしても。ジウジアーロデザインの曲線美やあのブーメラン型のテールライトが所有欲をそそる。マセラティに引き継がれるロードカーの伝統から、ツインターボV8エンジンには大陸横断レベルの能力が備わる。大量のレザーを使用した内装に収まると、快楽に満ちたもてなしを受けている様だ。4,795台という製造数は適度に多く、特別なレア度を感じるには十分だ。


リスター・ストーム 1993年

生産台数4台のうち、現存は3台のみ。なので、ストームを買える可能性は低いと思うだろう。その風変わりなスタイリングのせいで、憧れは抱かないかも知れない。(80年代のキットカーの様に見える)しかし、7リッターのジャガー製V12エンジンは546馬力だ(第二次大戦後に量産車に載せられた最大のV12)。しかも、ル・マンの血統書付きは魅力的で、過去に造られた最も速い4シーターなのだ(当時の記録)この個体はリスター社のGT1クラス耐久レースのホモロゲーション版のレーシングカーで、同社が今日まで維持してきたものだ。


ジャガーXJ220 1992〜1994年

さて、「Saturday Club」のスーパーカーの話は誰もが知っているだろう。ジャガーの熱心な社員たちが、空き時間にゼロからデザインしたもので、1988年に披露されミドシップのV12が四輪に載ったショウカーは潜在的な購入希望者たちを驚かせた。その後、トム・ウォーキンショーが製作した量産車275台には、MG6R4のV6が載せられ、人々は困惑した。その様な騒動のあった車だが、トップスピードは213mphにも達する。


ルノー・アルピーヌGTA A610 1986〜1995年

GTAはこのリストにこっそり入れた感じだが、1991年の後継版の方がスタイリング的に好ましい。空力抵抗はたったの0.28で、当時世界で最もエアロダイナミックな車となった。アルピーヌの伝統的なリアエンジンにより、素晴らしい機敏性とステアリングが楽しめる。後部の2座席で実用性も増し、まるでフランス製の911といった感じだ。しかも、よりレアだ。そして、より壊れやすい。2.5リッターのターボンジンは197馬力を発生させ、最高速度は160mphである。もし見つけられたら幸運といえる。


ホンダNSX 1990〜2005年

マクラーレン・ホンダがF1界を席巻し、シューマッハ以前のフェラーリが2位だった時代の、フェラーリに対する日本の反撃とも言える車。ホンダの最初のスーパーカーであるNSXは、フェラーリ348をダイナミックかつ完ぷなきまでたたきのめした。アイルトン・セナ自身によって研ぎ澄まされた、世界初のアルミニウム製モノコック仕様の量産車だ。オートマは避けるべきで、驚くほどのタイヤの減りにも注意だ。優良な個体を30,000ポンド以下で見つけよう。価格は既に上昇中だ。

オクタン日本版編集部

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