100周年を迎えたモト・グッツィ│創造性と技術力の代表作となった一台へのオマージュを込めた特別仕様車が登場

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◇スタイル的な個性はそのままに
モト・グッツィの伝統と現代のモーターサイクルに求められる要素に影響を与えた形状と対話するデザインを特徴としている。変わらない部分としては、このカテゴリーで最も大きい21リットルのスチール製燃料タンクで、偉大な1971年型 V7スポルト のスタイルからインスパイアされているものだ。



スタイリッシュな新要素
・サイドパネルと短くなったリアマッドガード
・デザインを一新したエキゾーストシステム
・スポーティなアルミニウム製ホイール
・リアにワイド化したタイヤ(150/70)を装着
・ダンロップ製アローマックスストリートスマートタイヤを採用
・V7ストーンとV7スペシャルではよりストロークの長い新型ショックアブソーバーと段付きのシート
・振動低減サポート機能付き新型ライダーフットペグを採用

・新型のフルLEDヘッドライトシステムを搭載
・ライダーが最小および最大回転数を調整できるギアチェンジインジケーターを装備


◇遠い過去にさかのぼる爽快な走りの原点
1970年に、厳しいテストを重ねた結果、V7ポリスはLAPD(ロサンゼルス市警)の入札を勝ち取り、ブランドの権威を示すことになった。スチール製フレームはダブルクレードルチューブラーのレイアウトをそのままに、このモデルの近年の伝統である重量配分を採用している。新型V7ではその機敏性を損なうことなく、安定性と快適性を向上させるための多くの変更が加えられている。ヘッドストック下部には補強鋼材を追加し、アジャスタブルショックアブソーバーの接続部の補強も改善している。ショックアブソーバーは、より前傾した位置に取付けられ、より大きくなりストロークも長くなっている。リアサスペンションの改良によって、特に凸凹した路面から生じる衝撃を吸収する能力が高まり、快適性が飛躍的に向上した。また、パッセンジャーを乗せていても、どのような状況でも、より俊敏なレスポンスを実現している。一新したシャーシ構造を完成させるために、新型エンジンの増大したトルクをより適切に管理することができる新型ベベルギアが特徴の大型スイングアームを新たに採用している。




◇特徴的な独自のシリンダー構造
世界には数多くの2気筒エンジンがあるが、縦置きのV型エンジンはモト・グッツィのツインのみ。ジュリオ・チェザーレ・カルカーノ氏の独創的な発想から1967年に誕生し、まるで本物の現代美術の彫刻のように、バイクのデザインに欠かすことができない独自のシリンダー構造が特徴である。このエンジンは、現在生産されているすべてのモト・グッツィバイクの独自の構造を受け継いでおり、マンデッロが誇るOHV、シリンダーごとに2バルブの空冷縦置き型90° Vツインエンジン。84 x 77 mmのボアストローク比により、853ccのエンジン排気量を実現している。V7 IIIの「750cc」と比較すると、最大出力が25%増加し、従来の6200rpmで52馬力から6800rpmで65馬力となった。最大トルクも4250rpmで60Nmから5000rpmで73Nmまで飛躍的に増加し、3000rpmでは既に最大トルクの80%以上を発生させている。新型「850 cc」では低回転域からの立ち上がりがスムーズで、極めて低い振動で素早く加速する。

V7 STONE

◇完全な新開発エンジン
また、V7 IIIと比較して、完全な新開発エンジンとなっている。さらに新設計により、クランクケースの剛性を高めている。潤滑にはセミドライサンプを採用し、2台の同軸ポンプ(1台はオイル供給用、もう1台はオイル回収用)を備え、優れた潤滑性を確保し、オイルラジエーターを取り除いた。セミドライサンプを採用することで、サンプ自体がこの機能を果たすため、外付けのオイルタンクを必要とせず、ドライサンプエンジンのあらゆるメリットを備えている。主なメリットとしては、クランクドライブとオイルの相互作用による摩擦によるパワーロスが少ない、オイルの最高温度が下がる、潤滑トラブルを回避しながらより大きなリーン角やピッチ角に到達するためバイクの自由度が高くなる、それによってポンプがどのような状況でも正しいドラフトを確保するために必要な潤滑油の量を減らすことができることが挙げられる。


◇安全にスリリングな走りを楽しめる

V7にはABSシステムとキャンセル及び調整可能なMGCT (モト・グッツィトラクションコントロール)システム が標準装備されている。ABSシステムはホールロックを防ぐコンチネンタル製2チャンネルシステムで、MGCTは加速時にリアホイールのスピンを防ぐシステムである。MGCTシステムは2段階の感度調整が可能で、濡れたアスファルトや滑りやすいアスファルトでグリップ力が低下した場合に最適な、制御が控えめなものと、乾いた路面で安全にスリリングな走りを楽しめるように設定されたものがある。




◇洗練された多機能なオンボードコンピューター
V7では、革新的なモト・グッツィMIAマルチメディアシステムがオプションとして用意している。このシステムはバイクとスマートフォンを接続させることができる。App StoreやGoogle Playから無料でダウンロードできる専用アプリにより、スマートフォン(iPhone もしくは Android)とインターネットを繋ぐ、洗練された多機能なオンボードコンピューターとなる。Bluetoothにて接続することで、スマートフォンの画面上で同時に5つのパラメーターを確認することができ、スピードメーター、Revカウンター、瞬時の出力、瞬時のトルク、瞬時または平均の燃費、平均速度、バッテリー電圧、縦加速度、拡張したトリップコンピューターをはじめとする膨大な情報メニューから選択することが可能。※日本国内では一部機能しない内容が含まれています。

多くのアクセサリーが用意されており、楽しく安全にバイクをカスタムすることで本当の特注品を手にすることができる。

モト・グッツィが、向けられた期待と評価に対し、真摯に向き合い続けた結果誕生したマシン。気になる方は一度試乗してみていただきたい。


NEW V7 STONE 商品ページ  https://motoguzzi-japan.com/v7/stone.html
NEW V7 SPECIAL 商品ページ  https://motoguzzi-japan.com/v7/special.html
NEW V7 STONE CENTENARIO 商品ページ  https://motoguzzi-japan.com/1921-2021/v7-stone-centenario.html

モト・グッツィ ジャパン公式ウェブサイト https://motoguzzi-japan.com

オクタン日本版編集部

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