シェルビー正規販売店としての誇り│「正しいカスタム」を提供するため

シェルビー・ホールセールディーラーとして認証を受けたバズファクトリー。そのポリシーはアメリカ本国仕様の圧倒的なパフォーマンスを、日本のカスタマーにも安心して楽しんでもらうことである。今回は代表取締役の岩谷氏に、その想いを語っていただいた。

シェルビーアメリカン。そもそもは1950年代にレーシングドライバーとして活躍したキャロル・シェルビーが引退後に設立したレーシングカーコンストラクターだ。イギリスACカーズのシャシーをベースにフォード製エンジンを搭載したACコブラ(のちのシェルビーコブラ)を設計。1960年代後半のルマン24時間ではフェラーリとの激闘を制し、GT40で4連覇を達成。時を同じくしてマスタングをベースとしたレーシングバージョンのシェルビーGT350 やGT500を開発するなど、"シェルビー" の名は世界的に知られることになった。
 
その後、シェルビーとフォードの関係は一度は途絶えたものの、2005年に復縁。そこで誕生したのがシェルビーの監修によって誕生した市販モデルのシェルビーGT500だった。以降、現在までGT500はマスタングの最上級グレードとしてカタログにオンリストしている。

日本に上陸したばかりのフォードパフォーマンスブルーのシェルビーGT 500。 車両本体価格は1380万円。

 
レースをDNAとするシェルビーアメリカンが、量販カタログモデルの性能で満足するはずもなく、800馬力を超えるスーパーチャージャーを搭載し、それに見合うようサスペンションやブレーキ、さらにはプロペラシャフトなどに至るまで手をいれたスペシャルチューンドモデルの"スーパースネイク"を生み出した。

5.2リッター V8スーパーチャージドエンジンは760馬力を発揮する。GT 500用のエンジンはハンドビルトされており、組み立てを担当したマイスターのサインが入る。 

音量切り替え用の電子制御バルブを備えたデュアルエグゾーストを装備。日本仕様のマッピングにより性能を犠牲にすることなく車検もクリアできる。

 
2016年にフォード・ジャパンが撤退し、日本市場へのフォード車の正規輸入は途絶えている。一方で、2020年に日本初のシェルビーアメリカンの正規ディーラーが登場している。母体は2000年に創業し、約20年にわたってアメリカ車の輸入、販売を手掛けてきたバズファクトリーだ。現在もキャロル・シェルビー公認のもとコブラのレプリカを製造する「Superformance」の正規代理店でもある。シェルビーアメリカンを手掛けるようになった経緯をバズファクトリーの岩谷代表はこう振り返る。

専用のリヤスポイラー、テールライトはLED のシーケンシャルタイプ。

「シェルビーという名前は、アメリカ車に詳しくない人でも知っている偉大な存在。まさかそこと一緒にビジネスができるとは思ってもみませんでした。Superformanceがシェルビーアメリカンと密接な関係にあることで、同社の社長が橋渡しをしてくれて、今回の正規販売店としての承認が実現したのです」

"シェルビー・ホールセールディーラー" としての認証を受けたバズファクトリーが手掛けるのは、シェルビーGT500 やスーパースネイクといった車両の輸入販売のみならず、シェルビーアメリカンがマスタング用に開発した800馬力仕様のスーパーチャージャーをはじめブレーキ、サスペンション、鍛造ホイールなどの基幹パーツの販売、取り付けだ。またパーツのみならずTシャツなどのウェア類をはじめ、バッグやグラスなど、デザイン性だけでなく、質感の高さや実用性を重視したアイテムもラインアップしている。そこにかけた思いを岩谷氏はこのように話す。

標準のレザー製スポーツシート。シェルビーゆかりのコブラのマーク入り。オプションでレカロ製のバケットシートも用意される。

ハイグロスブラックの20インチアルミホイールに組み合わせるのは、フロント305 / 30 Z R 20 、リアは310/30 ZR 20のミシュランパイロットスポーツ4S。内側に見える赤いキャリパーは、フロントには6ピストン、リアには4ピストンのブレンボ製。


「パーツはできるだけ本国と変わらないような価格でご提供できるよう企業努力に努めています。ホームページを見ていただければわかると思いますが、ブレンボのブレーキセットやモノブロックの鍛造ホイールもリーズナブルな価格設定になっていると自負しています。ですから既存のマスタングオーナーの方にも、ブレーキやマフラーなど1アイテムだけでも、ぜひカスタマイズを楽しんでいただきたい。例えば、マフラーにはモード切り替え機能がついていますが、日本専用のプログラムでマップの書き換えを行いますので、性能を犠牲にせず車検をクリアすることができます。さらにはスーパーチャージャーのチューニングによって合法的に800馬力を出すことも可能です。もし、お客様がサーキットスペシャルのようなクルマがつくりたいとなれば、ドライブシャフトやプロペラシャフト、ブレーキや冷却系などの強化し、サスペンションはキャンバーやキャスターなどアライメント調整までしっかりと行います。われわれは正規販売店として、シェルビーアメリカン社が長年積み重ねてきたノウハウを日本のオーナーの方にもお届けしていきたいと考えています」



シェルビー・アメリカン・ホールセールディーラー・イン・ジャパン
〒350 - 1121
埼玉県川越市脇田新町7-7
TEL: 049 - 238 - 8110
info@buzz-factory.net
http://www.buzz-factory.net/shelby/index.html

文:藤野太一 写真:高柳 健 Words:Taichi FUJINO Photography:Ken TAKAYANAGI

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