「KENZO」高田賢三氏の私物がオークションに|下見会がパリで開催中

Tomonari SAKURAI

2020年の9月に新型コロナウイルスに感染し、その合併症でパリ近郊の病院で息を引き取った世界的ファッションデザイナー高田賢三。その彼が最後の15年を過ごしたパリのアパートメントに残された600点を超えるオブジェや絵画などのコレクションそして実際に使われていた家具などが5月11日にオークションで登場する。

そのオークションを開催するのはアールキュリアル。レトロモービルのオフィシャルオークショニアというとより身近に感じられる。シャンゼリゼ通りにあるお屋敷がアールキュリアルのオークション会場となる。通常のオークションなら2日程度の下見会を異例の1週間という時間を割いて展示される。

会場最初の部屋はワードローブから。これらはオンラインオークションのみ。

オンラインオークションのみのKENZOの貴重なコレクションは130点余りが出品されている。

元々は私邸だったお屋敷にアパートメントから運び込まれた家具やコレクションが、ここに住んでいたのではないかと思えるようにディスプレーされている。春の心地よい風が、開けた窓からシャンゼリゼリの喧噪と共に部屋に入り込んでくる。KENZOの家具などがとても自然に見て回れる空間となっている。もちろんそのコレクション、特に60以上の食器類はKENZOの多様性をうかがい知れるところ。絵画として描かれているシリーズ「仮面」のいくつかも出品される。普通のオークションにあわせてKENZOのワードローブから100点をオンラインオークションとしているのも興味深い。

中国製の陶磁器などアジアのモノも多い。

パターンなども出品されている。

KENZOの筆による油絵

ダイニングテーブルのうえに広げられているのがKENZOが使っていたモノ。

筆や色鉛筆など。

下見会場はKENZOのアパートメントをそのまま再現しているかのようだ。

2〜3世紀に製作されたガンダーラの仏陀の像

ダイニングテーブルにセットされた食器類。このほかにも多数、多様なスタイルがある。

紀元前、漢の時代の馬の像。

アールキュリアルの伝統のインテリアとマッチングするモダンなKENZOの家具のマッチング。

ウィリアム・エグルストンの13枚の写真のコレクション。

KENZOの油絵”仮面”シリーズ。

シャンゼリゼからの風がながれる何とも居心地の良い下見会場。

アールキュリアルの入り口はシャンゼリゼ通りに面している。

外出禁止令の第一段階の緩和が始まった5月3日にこの下見会が始まり8日までと日曜の休みを挟んでオークション前日の10日、当日の11日の午後2時まで見ることができる。

オークションは11日10時からと14時からの2部に分けて行われる。オンラインオークションは3日〜12日とすでに始まっている。

Artcurial KENZO TAKADA COLLECTION
https://www.artcurial.com/en/sale-4114-kenzo-takada-collection

写真・文:櫻井朋成 Photography and words: Tomonari SAKURAI

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