日本でわずか11軒のルレ・エ・シャトー認定の宿へ、アストンマーティンDBXで行くラグジュアリーな旅

Ken TAKAYANAGI

アストンマーティン初のSUVとして2019年11月に世界初公開され、2020年末からは待望の納車も始まっているDBX。すでに数々の専門誌で試乗記が組まれ、その高い走行性能とデザインを含めた圧倒的な存在感に関しては周知の通りだ。そんなDBXを駆ってそのスペックだけでは見えてこない、世界観を含めた魅力を味わうために、2日間のツーリング企画を立てるに至った。

テールランプがハの字を描く個性的なテールデザイン。テールエンドへ向けて絞りが入るためにスッキリした印象。


日本でDBXのある休日を過ごすための最高の場所を探して


果たしてかのイアン・フレミングなら、ボンドにどんな舞台を用意するだろうか。オクタン日本版が考えたのは、まずアストンマーティンがそうであるように華美な装飾に頼らない真のラグジュアリーが体感できる場所であること、そこにヨーロッパも認める厳選された価値があること、そしてイギリス、もしくはヨーロッパの雄大なワインディングが楽しめるルートがあること、何よりも日本の美しさを味わえる風土であることだった。

初夏の信州はまだ新緑が出始めたばかりだったが、こういう風景の中でも絵になってしまうのがヨーロピアンラグジュアリーの本懐。

ところで、ヨーロッパにはミシュラン・ガイドブックをはじめとして、ツーリングを楽しむためのガイドブックが数多あり、それは我々のように遠く離れた国からの訪問者にとってありがたい存在だ。同様に、ヨーロッパ近隣に住む生活者・旅行者にとってもそれらは旅のルートを選定する上で重要な指針になってもいるが、近頃よく耳にするのが「今回泊まったルレ・エ・シャトーに出ているホテルはよかったよ」という言葉。

文:前田陽一郎 写真:高柳 健

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