60年前には想像できなかった快適性を実現|30台限定の250GT SWBレストモッド

RML

世界的エンジニアリング企業であるRMLグループが、1959年に発売されたフェラーリ250GT SWBにインスパイアされた、クラシックなフォルムと現代的な機能を兼ね備えた新しいGTロードカーを発表した。

RMLショートホイールベースと名付けられたこのモデルは、美しいスタイリングと優れたパフォーマンス、魅力的なハンドリング、現代的な快適性を兼ね備えており、クラシックなフォルムと現代的な機能を融合させたユニークなモデルで、従来のモデルとは一線を画していることが分かる。フェラーリのV12エンジンをフロントに搭載し、カーボンファイバー製のボディに一目でわかるラインが施されている最高のグランツーリスモだ。



RML社は、レーシングカー、スーパーカー、コンティニュエーションモデルなど、さまざまなハイテク製品をOEMとして市場に送り出してきた経験を生かした結果、SWBを60年前には夢にも思わなかったような快適性と利便性を備え、長距離を走り抜けることができる、速くて使いやすいGTに生まれ変わらせたのだ。



RMLショートホイールベースには、最高出力478bhp(485PS)、最大トルク419lbft(568Nm)を発生する5474ccのフェラーリ製V12エンジンが搭載されている。駆動は、フェラーリ製の6段マニュアルギアボックスを介して後輪に伝達され、オープンゲートのマニュアルシフトで制御される。RML社によれば、0-60mphは4.1秒、最高速度は185mphを超える“十分な”パフォーマンスを発揮する。

RMLの最高責任者であるマイケル・マロックは、
「ショートホイールベースは、スーパーカーの加速や最高速度に対抗するために開発されたものではありません。私たちの車は、そこから一歩引いたところにあり、確かに速いのですが、私たちが常に重視しているのは、より有機的なドライビングエクスペリエンスを実現することであり、より少ない介入で、より使いやすいパフォーマンスを実現しながら、現代の道路で人々が定期的に楽しめるような快適性と利便性を実現することなのです」
と述べている。



実際、身長2m以下であれば問題なく乗り込むことができ、シートも電動調整式のものが採用されている。また、SWBのインテリアデザインは、クラシックなスタイルを踏襲しながらも、ナビ、エアコン、カップホルダー、スマートフォン接続などの現代的なテクノロジーが、芸術的かつ控えめに各所に組み込まれている。

クラシックなプロポーションをなるべく変えないことは、当初からの優先事項であったそうだ。車体は大きくなったが、ボディラインは維持され、スタックしたリアライト、露出したフューエルフィラー、チップカッターのようなフロントグリル、各ホイールの後ろやボンネットに現れたベントなどの特徴は、すべて慎重に再構築された。



「約3年の歳月を経て、SWBの開発は完成に近づいています。RMLの名を冠した車はこれが初めてですが、様々なOEMの"ホワイトレーベル"パートナーとして、様々なホールビークルプログラムに取り組んできた当社の経験は広範囲に及び、他の追随を許しません。この車には、少量生産の高級車を設計・製造するだけでなく、運転することが感動的であることを確認するために、徹底したテストを実施してきた経験が生かされています」とマイケル・マロックは語る。

RMLショートホイールベースは、今年の最終四半期に約30台の限定生産で発売される予定だ。

オクタン日本版編集部  

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