ランボルギーニが完全電動化に向けて、3段階のロードマップを発表

Automobili Lamborghini

アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOが、将来のランボルギーニの脱炭素化を目指すロードマップ「Direzione Cor Tauri(コル・タウリに向かって)」を発表した。

ランボルギーニは伝統を守り、最高のパフォーマンスとドライビング・ダイナミクスを保証するテクノロジーとソリューションを変わらず重視しながら、プロダクトの電動化を進めていく。「コル・タウリ」とは牡牛座でもっとも明るい恒星を指し、電動化を進めても「雄牛」が象徴するブランドにふさわしい心と魂を裏切らないという、未来へ向けた姿勢を表しているのだ。



ランボルギーニのロードマップ「コル・タウリ」は以下の3つのフェーズから構成される。

1. 内燃機関の記念モデル(2021~2022年)
ランボルギーニの近年の成功を記念するモデルを発表。この15年間で、売上げは7倍に増加しており、ランボルギーニは最先端技術と設備を誇るスーパースポーツカー・メーカーとしての地位を確立した。



最近発表されたシアンはランボルギーニ電動化の旅の始まりであり、ランボルギーニ初のハイブリッドカーであるが、第1フェーズの特徴はランボルギーニ・ブランドの栄光の歴史と、現在と過去の象徴的なプロダクトに敬意を表する内燃機関の開発である。内燃機関の記念モデルとして、V12モデル・ラインアップの新たな2台が2021年に発表されることになっている。

2. ハイブリッドへの移行(2024年末まで)
2023年には、ランボルギーニ初のハイブリッド市販車を発表し、 年末には全ラインナップが電動化される予定だ。このフェーズの目標は、2025年初頭までにハイブリッドモデルの CO2排出量を50%削減することだ。



ハイブリッドへの移行に際し、4年間で15億ユーロを上回るランボルギーニ史上最大規模の投資がおこなわれる。これは「自動車業界全体に影響する根本的な変革の時代に、大胆なイノベーションで具体的に応える当社の強い使命感を象徴しています」とランボルギーニは表明している。



3. 初の完全電動化ランボルギーニ(2020年代後半)
2020年代後半に変革を加速し、将来の4番目のモデルを念頭に、完全電動化に集中。このフェーズでも技術革新の最優先事項は、最高のパフォーマンスを保証し、その分野で最高のプロダクトを創り出すことを目指す。このロードマップが目指すのは、前述のとおり牡牛座でもっとも明るい恒星、コル・タウリであり、それを象徴するのが4番目の完全電動化モデルであるという。



2030年に向けたランボルギーニのプログラムは、持続可能な開発戦略の総合的なビジョンからスタートする。これはプロダクトだけでなく、生産ラインからオフィスまでを含むサンタアガタ・ボロネーゼの拠点にも及ぶ全方位的なアプローチである。生産現場においてもカーボンニュートラル認証を取得。排出量の削減だけでなく、環境保護、持続可能なサプライチェーン、従業員への気配りといった、企業の社会的責任もこの戦略には欠かせないものとなっている。





ステファン・ヴィンケルマンCEOは次のようにコメントしている。
「ランボルギーニの電動化計画はまったく新しい道ですが、急激に変化する世界では避けられません。具体的なプロジェクトを通して環境負荷を削減するために貢献したいと考えています。そのために、当社のプロダクトとサンタアガタ・ボロネーゼの拠点の両方に及ぶ全方位的なアプローチで、ランボルギーニの に忠実に、持続可能な未来を目指します。ランボルギーニはこれまでずっと最高のテクノロジーでエンジンを製造し、卓越したパフォーマンスを誇ってきました。これからのイノベーションにおいても、これは変わらず最優先です。ランボルギーニ史上最大の投資に支えられたこの未来への約束は、当社のお客様だけでなく、ランボルギーニ・ファンや従業員とその家族、そしてランボルギーニ生誕の地、エミリアロマーニャ州とに敬意を表するものです」

オクタン日本版編集部

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