悲劇を乗り越えた最愛のカウンタック。9万4000キロを共に走り続ける「宝物」

T. TSUJII



トラブルを重ねるごとに耐性もつき、愛情も深まり、もはや何が起きてもおかしくないという悟りの境地に至っている辻井さん。ここまで愛されていればカウンタックもさぞ幸せだろう。そんな辻井さんにとって、カウンタックはどんな存在なのかと訊ねると「生きがい:カウンタックを買うため、維持するために仕事を頑張れます」「パートナー:カウンタックに乗るだけで心身ともに元気になれます。カウンタックに乗っているということで、人見知りの私でもいろんなことに自信が持てるようになった気がします」「宝物:カウンタックの中でも私のLP400Sが一番かっこいいと思います(笑)」という明快な答えが返ってきた。

カウンタックのおかげで、普通にサラリーマンとして生活している日常では会えないようないろいろな友達ができ、その人達からパワーをもらえる。同じカウンタック好きの仲間と過ごす時間が一番の思い出だと辻井さんは語る。もしかすると、カウンタック自体も宝物だが、カウンタックを通じて得た愛すべき友人も、同じぐらい大切な宝物なのかもしれない。

「次の時代にも受け継がなければならない世界遺産だと思っていますので一生大事にします」という辻井さんは、この先もずっとカウンタックに乗り続けられるように、筋トレも始めたそうだ。「たとえLP400Sが10億円になっても手放しません」と断言する言葉に、男気と愛情が溢れ出している。

最後に辻井さんからのリクエストをここに添えておきたい。
「本当は私のLP400Sにはブラボーホイールが付いているべきなのですが、日本に入ってきた時からOZのアルミホイールに替わっていました。ブラボーホイールを探し続けています。もしどこかで見つけたら教えてください(笑)」



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文:オクタン日本版編集部 写真:本人提供

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