LA在住フォトグラファーの愛車、20歳のアウディTT。その信頼性は?

Evan Klein

Octane UK版のスタッフが愛車との日々を綴る連載「Octane Cars」、今回紹介するのはLAを拠点とするフォトグラファー、エヴァン・クラインの愛車である2001年アウディTT。今年で20歳のTTは意外にも(?)至極快適なようだ。


ある日、私はシェルビーのレーシングドライバーであるアレン・グラントのサプライズ誕生日パーティーのために、パームスプリングスへと出かけた。パームスプリングスは、ウェストコーストの中でもとりわけ素晴らしいゴルフコースやミッドセンチュリーな家並みが集中している場所だ。その風景を写真に収めようと、私は撮影用フラッシュを設置して、カメラで撮影を始めた。驚いたことに、誰も何も言わなかった。

ビーチにある『ビバリーヒルズ・モータリング・アクセサリーズ』では、不定期の「カーズ・アンド・コーヒー」ミーティングが開催されていた。この集会は当日の成り行き次第で、どんな車や誰が来るかは事前にわからない。この日の朝には、フリーマン・トーマスがブライトグリーンのクラシックな911に乗ってやってきた。彼は、私が乗るアウディTTのデザイナーだ。フリーマンは素晴らしい人物で、現在はマイヤーズ・マンクスというデューンバギー会社のCEOだ。LAでしばしば起こる、こういった魔法のような出来事が私は大好きだ。

「カーズ・アンド・コーヒー」ミーティング

このアウディTTの信頼性は非常に高く、私が共に費やした時間は、オイルやタイヤの空気圧チェックよりも、洗車の方が多いくらいだ。しかし、たまにはハプニングもある。アルファロメオの店(私はアルファロメオも所有している)へランチに出かける途中でウィンカーが点かなくなった。幸運なことに、アルファの店の隣にポルシェ&アウディの修理工場があった。彼らが言うには、ウィンカーとハザードのスイッチは一体化していて、取付けも非常に簡単で、ちょうどその新古部品の在庫があると言うではないか。ラジオを取り外し、大量のケーブルを引き抜き、後方から差し込むだけとのこと。



店員のピーターが作業を始め、ラジオを取り外した。それをマヌエルに渡し、そこでベニーも参加した。しかし、ハザードスイッチはまだ外れていなかった。彼らが悪戦苦闘する間に私はスマホを取り出し、「アウディ ハザードスイッチ 取り外し 方法」と検索してYou Tubeの解説動画を見つけた。善良そうな人がその方法を説明してくれていた。「スイッチを取り外すため、留め具を引っ張ります。するとカチッと音がします」おいみんな、これを見てくれヨ!おかげさまで、ウィンカーもハザードも直った。

それから2日後にはリアのブレーキパッドが擦れる音が聞こえてきた。またインターネットであのYou Tube動画をチェックすると、特別な青色の道具でピストンをキャリパーの中へ押し込んでいた。実は、アルファで同様のことが起きたときには、私はバールを使っていた。そこで私はフォーラムをいくつか閲覧し、この特別な青色の道具について調べてみた。こんな修理ができるかどうか不安な気持ちを持ちつつ例のアウディの修理工場にまた行ってみると、そこではピーターがまさにその青い道具を使ったのだ。その部品をキャリパーに装着し、ピストンを空気で押し込み、パッドをスライドさせて入れるのだ。このブレーキ修理は、予想に反してハザードスイッチよりも簡単で、1時間もしないうちに終わった。

最初はハザードランプ、そしてブレーキ。すべてが直ったのはYou Tubeのおかげ?

このTTはもう20歳になるが、いつも最高の気分を味わわせてくれる。とにかく乗り込んで気軽に出かけることができる、という信頼感の賜物。ツインカムのアルファのように、うめき声を上げたり鼻息(ブーブーとかシューッとかいう音)を出したりはしない。つまり、いつもまったく問題なく家に帰ることができるのだ。だから私はこの車が大好きだ。

Words: Evan Klein

まとめ:オクタン日本版編集部 Words: Evan Klein

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