会員制餃子レストランと有明海の"珍魚"がコラボレーション

"餃子の王様"として知られるパラダイス山元が運営する、日本で最も予約が取りにくいと言われる会員制の餃子レストラン「蔓餃苑」。佐賀県が、情報発信による地方再生プロジェクト「サガプライズ!」の一環として、この名店とコラボレーションした「珍魚苑」を期間限定でオープンすることになった。

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佐賀県といえば有明海。日本一広大な干潟には、エイリアンのようなユニークな見た目のワラスボやムツゴロウといった、国内では有明海周辺にしか生息しない珍魚を始め、たくさんの生命が育まれている。有明海の珍魚の多くは夏に旬を迎え、刺身、煮付、干物など様々な形でおいしく食べることができるが、珍味として扱われることが多く、その味を楽しめる機会が地元でもあまり多くはない「幻の食材」である。

gourmet_170803_chingyoen (2).jpg(蔓餃苑イメージ)

この有明海に面する佐賀県と、餃子の名店「蔓餃苑」がコラボし、有明海ならではの貴重な珍魚をもっと身近に感じ、おいしく楽しむために「珍魚苑」の開催が実現した。あらゆる食材を包み独創性のある餃子レシピを生み出すパラダイス山元が腕を振るい、珍魚のおいしさを堪能できる"絶品珍魚餃子"が完成したのだ。

東京での期間限定オープンのほか、佐賀県内では8月11日(祝・金)・12日(土)に佐賀市で開催されるビアフェス2017へ出店するなど、「珍魚苑」の味を楽しめる企画が展開される。この機会に、他の地域では味わえない貴重な珍魚の魅力を楽しんでみてはいかがだろう。


珍魚苑 開催概要
住所:東京都杉並区 荻窪駅から徒歩10分圏内(※詳しい住所は当選者のみにお知らせ)
期間:2017年8月9日(水) ~ 9月22日(金)の期間で不定期開催
参加:予約応募フォームから申込み、抽選
  ・第1弾 8月9日(水)~8月31日(木)開苑分 計5回(応募受付終了)
  ・第2弾 9月1日(金)~9月22日(金)開苑分
   応募期間:8月中旬募集予定、当選者発表:8月下旬を予定
料金:お一人様 20,000円(税込) ※飲み放題込み
  ・有明海の珍魚を使った幻の餃子のフルコースを提供
  ・佐賀の日本酒などアルコール、ノンアルコールドリンクが入った冷蔵庫の飲み物が飲み放題

有明海の珍魚(提供メニューの素材の一部)

gourmet_170803_chingyoen (3).jpg【ムツゴロウ】
ハゼ科の一種で有明海のシンボル的な存在。干潟をピョンピョンはねる姿は愛嬌があるが、地元ではよく素焼きの状態で売られている。骨は固めだが、身は柔らかく淡泊な白身。

gourmet_170803_chingyoen (4).jpg【ワラスボ】
ムツゴロウと並ぶ有明海の珍魚。目は退化し、うろこもほとんどなくぬるぬるしている。内臓をとって丸ごと干物にして食すことが多いが、刺身、味噌汁として食されることも。

gourmet_170803_chingyoen (5).jpg【イソギンチャク】
地元では「わけのしんのす」とも呼ばれている。名前の由来は"わけの"="若い人の"、"しんのす"="尻の穴"。コリッとした独特の食感と、磯の風味が特徴。

パラダイス山元さんからのメッセージgourmet_170803_chingyoen (6).jpg

ふとしたきっかけで訪れた有明海。道の駅や地元スーパーには、有名なムツゴロウや、凶暴な顔つきがまるでエイリアンのようなワラスボなど、これが食材なのか!といったものがズラリ。本当は、友人宅で佐賀牛を使った餃子をつくろうと思ったのですが、予定を変更。有明海の珍魚を使っての餃子づくりに没頭しました。餃子道50年になる私が、口にしたことがない、驚くようなその味覚に惚れ込んで、蔓餃苑を一旦閉めて、有明海の幸だけを使った「珍魚苑」をオープンさせます!

「珍魚苑」公式サイト:http://sagaprise.jp/chingyo/

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