ストリートカルチャーの雄・藤原ヒロシが、マセラティギブリをプロデュース

Maserati

マセラティには自分好みにユニークなオーダーができる「マセラティ フオリセリエ」というプログラムがあるが、今回発表される車は、原宿のカリスマとも言われる藤原ヒロシ(Hiroshi Fujiwara)によるデザインプロジェクト「フラグメント(fragment design)」とマセラティのコラボレーションで生まれたものだ。



ベースとなったのはマセラティギブリ ハイブリッドで、黒と白のモノトーンで構成されている。最も目を引くのはクロームのフロントグリルだ。2019年にマセラティ・デザインセンターを訪れた藤原ヒロシは、そこでこのモデルのインスピレーションを感じ、その象徴としてデザインされたものがこのグリルである。



他にはマットブラックの20インチホイールやボディ下部のマット塗装(ラッピングではない!)、Cピラーのフラグメント専用バッジなど。インテリアでは本革とアルカンターラのコンビネーションデザインと、ブルーのシートベルトがエクスクルーシブさを際立たせる。





マセラティのデザインアイコンとも言える3連サイドエアダクトの下には「M157110519FRG」というコードが刻まれる。M157はギブリの開発コード、110519は藤原ヒロシがデザインセンターと最初に出会った2011年5月19日を意味し、そしてFRGはフラグナントイニシャルである。この文字はプリントではなく、わざわざ元の塗装を加工して、さらに文字を塗装したことが、フラットな塗面からもわかる。どこもかしこも実に手の込んだ仕様となっている。世界限定175台のうち、日本には40台が割り当てられ、その内訳はモデル名オペラネラ(ボディ色ブラック)が36台、オペラビアンコ(ボディ色ホワイト)4台となっている。フロントグリルとシートベルトの変更により、日本では構造申請が必要になるが、マセラティジャパンとしてはこの40台のためにその申請を行ったというほどの力の入れようである。



ちなみにこの実車は6月25日~7月11日まで、東京表参道の「Maserati meets Fragment Pop-up Store」に展示されるのだが、実車を直接観ることができるのは世界でもここだけ。藤原ヒロシファンならずとも注目のカプセルコレクションといえる。







マセラティ ギブリ オペラネラ/オペラビアンカ
世界限定175台(日本限定40台)希望小売価格1425万円(税込)

マセラティ ミーツ フラグナント ポップアップストア
東京都渋谷区神宮前5‐9‐7
6月25日~7月11日
11:00~19:00

オクタン日本版編集部

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