25年間ガレージに隠れていたエスコートに、300万円の値は付くか?

CHARTERHOUSE

レストアベースを探している人にうってつけの1台。多くのラリーファンにとって、2ドアのフォード・エスコートMk.1の魅力は説明不要だろう。しかも最も人気の高い本物のRS 2000である。エセックスのエイヴリーにあったフォードのアドバンスド・ビークル・オペレーションズ(AVO)で、5334台だけ造られた。



現在、無傷のオリジナルには高値が付くが、写真のような未レストアの場合、その評価は難しい。当時は、非常に多くのRS 2000が切り刻まれ、モディファイされて、ラリーで使われた。クラッシュしたものが多かったのはいうまでもない。生き残りのほとんどは既にレストアされ、残りはおそらく錆びるに任されている。そのため、このRSの価値は特に判断しづらいのだ。



過去46年間で7人のオーナーに所有された記録がある。25年近く走行していないと見られており、年配の紳士が兄弟から譲り受けたものを現在のオーナーが3年前に買い取った。元のオーナーはこの車のレストアを計画していたが、プロジェクトは実行されなかったようだ。



今この車がオリジナルの状態で生き残っているのは、誰もが見向きもしなかった時代に捨て置かれ、さらにレストアプロジェクトに着手されなかったためといえよう。7月15日に開催されるチャーターハウスのオークションに出品される予定で、推定落札価格は2万~2万5000ポンドとなっている。


チャーターハウス
https://charterhouse-cars.com/

オクタン日本版編集部

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