アストンマーティンのミドエンジン・ハイブリッド・スーパーカー「ヴァルハラ」がついに発表!

Aston Martin

2019年2月、"プロジェクト003(ヴァルハラ)"と名付けられた、アストンマーティンの新たなモデルが発表された。ヴァルハラ(VALHARA)は勇敢な戦士を招く大広間という意味であり、500台限定製造予定のハイパフォーマンスカーとして大きく話題を呼んだ。また、2021年に公開される映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』にボンドカーとして登場することでも話題になっている。そして2021年7月15日、このアストンマーティン ヴァルハラの全貌がついに明らかになった。







きわめてシャープなハンドリング、驚異的なレベルのダウンフォース、瞬時に作動する電気モーターとパワフルなV8エンジンにより、ヴァルハラは、エモーショナルな走りの世界とハイブリッドによる優れた効率を組み合わせている。アストンマーティンが考える、現代のスーパーカーに求められるものとは、センセーショナルなスタイルとスリリングな走りだけでなく、世界最高峰のモータースポーツからフィードバックされたテクノロジーを反映している必要があることだ。ヴァルハラは、ドライバーのために設計され、走りを楽しむために作られた新世代の本格的なアストンマーティン・ロードモデルであり、スーパーカー・セグメントの新たな基準を定義している。

ヴァルハラのボディ構造は、最小の重量で最大の剛性を実現する新しいカーボンファイバー製コンポーネントを中心に構築されている。リアエンドのマルチリンク・デザインとともに、マルチマチック アダプティブスプリングおよびダンパーユニットを使用し、走行時の不快な振動を調整して、公道およびサーキットにおける卓越したパフォーマンスを追求。より剛性の高いサスペンションに加えて、サーキットモードを選択すると、ダウンフォースを最大化するために車高が大幅に低下し、公道走行用のモードでは、フロントアクスル リフトシステムがノーズを持ち上げて、アプローチ アングルを改善する。



また、カーボン タブの優れた剛性により、サスペンション負荷を絶対的な精度で制御することが可能になり、パワー ステアリングのインプットを連続的に調整することにより、直感的なハンドリングを実現した。高性能なカーボンセラミック マトリックスブレーキは並外れた制動力を発揮し、ヴァルハラのために特別に開発された特注のミシュランタイヤ(フロント20インチ、リア21インチ)が、パワーを路面に伝達するという、最後の非常に重要な役割を担っている。

F1マシンにヒントを得たアストンマーティン ヴァルキリーの空力哲学がフィードバックされたヴァルハラは、アクティブ エアロダイナミクス サーフェイス(特にフロント サーフェイス&リア ウイング)、ベンチュリ トンネルを通過するアンダーボディのエアフローを巧みに管理することによって優れた空力特性を発揮する。





ヴァルハラの心臓部には、3つのモーターを備えたまったく新しいPHEVパワートレインが搭載されている。その最も重要なコンポーネントは、リアにミッドマウントされた専用の4.0リッターツインターボV8エンジンだ。このユニットは、これまでアストンマーティンに搭載されたエンジンの中で最も先進的でレスポンスが鋭く、最高のパフォーマンスを発揮するV8エンジンとなった。このV8エンジンは、2基の電気モーターを備えた150kW/400Vのバッテリー・ハイブリッドシステムによって補完され、合計出力950PSに対して、さらに204PSのパワーを上乗せすることが可能。EVモードで走行する場合、バッテリー電力はフロントアクスルにのみ供給される。フロントアクスルとリアアクスルにそれぞれ1基ずつ搭載されている電気モーターとV8エンジンは、DCT内で異なるギアを同時に選択できるため、パフォーマンスがさらに向上し、1,000Nmの最大トルク伝達が可能となった。EV専用モードで走行する場合の最高速度は130km/hで、航続距離は15km。950PSのパワーを解き放った場合、ヴァルハラは0~100km/hをわずか2.5秒で加速し、最高速度は330kmに到達する。

ヴァルハラは左ハンドルと右ハンドルの両方の仕様を用意、コクピットのスペースはアストンマーティンヴァルキリーと比較して拡大されている。革新的な新しいアストンマーティンHMIシステムは、中央にタッチスクリーンディスプレイを備え、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応している。ダプティブ機能とハイビームアシストを備えたフルLEDマトリクス・ヘッドライトは、夜間でも広く前方視界を確保でき、デュアルゾーン・エアコンディショナーは優れた快適性を提供している。また、自動緊急ブレーキ、前方衝突警告、アクティブ・クルーズコントロール、ブラインドスポット・モニタリング、リアビュー・パーキングカメラ(サラウンドビュー・オプション付き)といった最新の運転支援システムも組み込まれている。


アストンマーティン・チーフ・クリエイティブ・オフィサー マレク・ライヒマン
「ヴァルハラのコンセプトを作成したとき、アストンマーティンヴァルキリーのレガシーを受け継ぐことに集中しました。このコンセプトは現在でも変わっていませんが、このまったく新しいクルマを生産に移行するために、その中身は大幅に進化しました。ヴァルキリーのデザインを受け継いでいることは明白ですが、ヴァルハラは、より成熟し、より完成されたデザインを身に纏っています。ヴァルハラは、フォーミュラ1に参戦するブランドに期待される優れたエアロダイナミクス、アストンマーティンならではの美しいフォルム、印象的なプロポーション、他の模範となるディテールを組み合わせています」

アストンマーティン取締役会会長 ローレンス・ストロール
「アストンマーティン初の量産ミッドエンジン・スーパーカーであるヴァルハラは、ラグジュアリー・ブランドのアストンマーティンにとって、真に変革の瞬間を表すクルマです。ヴァルハラの発売は、当社の製品ラインナップの拡大における重要な次の段階である、ドライバーに焦点を合わせた一連のミッドエンジン・カーを製造するというアストンマーティンの取り組みを示すものです。モータースポーツの聖地であり、アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラ1TMチームの本拠地である英国において、このサーキット走行を念頭に置いたスーパーカーを発表することは当然の流れでした。アストンマーティンは、60年以上の歳月を経てF1世界選手権に参戦し、週末には伝統のイギリスGPに復帰を果たします。これは、アストンマーティンにとって真のマイルストーンとなる出来事です」

オクタン日本版編集部

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