EV、SUVに特化したタイヤが登場!|ピレリ「HL」高荷重マーキングタイヤ

PIRELLI

昨今、老舗から新興メーカーまで、EVやハイブリッドカーが相次いで登場している。電動である以上、避けられないのがモーターの導入であり、車両重量が重くなることは必然だ。2021年7月14日、ミラノピレリは、電気自動車やハイブリッドカー、SUVに特化した、同社初となる新しい高荷重タイヤを発表した。バッテリーを搭載する新モデルの重量を支えるために作られたこのタイヤは、電気自動車のような車重の重い車に最適で、低い転がり抵抗と、高い操縦性および快適性を提供するために設計されている。サイドウォールにHL(ハイロード)マークが刻印されている本タイヤは、欧州のETRTO規格に準拠しており、スタンダードロードタイヤに比べて負荷能力を20%増やすことができ、同タイヤサイズのエクストラロード(XL)タイヤに比べても、さらに6~9%の負荷能力を増やすことが可能だ。



ELECTとPNCSテクノロジー搭載のP ZERO HLを採用したルーシッド・エアは、ピレリのHLタイヤを採用した最初の車となる。このモデルに使用されるPirelli P ZEROのタイヤサイズは、HL 245/35R21 99 Y XL(フロント)、HL 265/35R21 103 Y XL(リア)で、今年後半から米国で生産・販売されるこの新しい高級EVセダンのために専用設計されている。ルーシッド・エア用 P ZERO は、ピレリの「パーフェクトフィット」戦略に沿って自動車メーカーと共同で開発され、要求性能を十分に満たしている。このタイヤのサイドウォールには、ルーシッド・エア専用の「LM1」マークが刻印された。





ピレリのR&Dおよびサイバー担当上級副社長のピエランジェロ・ミザーニ
「最先端の技術的ソリューションを追求することは、常にピレリのビジネスの中心にあります。サステイナブルモビリティの新しい形に注目している我々は、自動車メーカーが新しい電気自動車やハイブリッド車に求める、将来的な要求レベルを先取りして達成しています。タイヤには、これからもますます特別な性能が求められるようになっていくことでしょう」

ルーシッド・モーターズ プロダクト担当シニアバイスプレジデント兼チーフエンジニア エリック・バッハ
「ルーシッド・エアは、効率と性能の面で技術的なブレークスルーを示しています。ピレリの新しいHLタイヤは、そのようなベンチマークを達成するために不可欠なものです」

このオーダーメイドのP ZEROには、ELECTとPNCSテクノロジーが搭載されている。ELECTは、低い転がり抵抗で航続距離を伸ばし、タイヤの回転時の音を抑えて快適性を向上させる。また、電気式トランスミッションで発生するトルクにタイヤのグリップが瞬時に応答するように配合が設計されており、車両の重いバッテリーの重量を支えるタイヤ構造になっている。さらに、車室内の快適性を高めるために、特殊な吸音材をタイヤの内側に配置した PNCS テクノロジーを採用して、タイヤ内に発生する空洞共鳴音を吸収し、車両側への伝播を抑える。このシステムの効果は、室内でも車外でも実感することができる。

オクタン日本版編集部

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