70年間、たゆまぬ進化を続けて|フルモデルチェンジを遂げたランクルがついに発売!

TOYOTA

今年6月にフルモデルチェンジが公開されたランドクルーザー。世界各地で人の命や暮らしを支える、また、より豊かな人生を支える存在として「どこへでも行き、生きて帰ってこられること」を使命としてきたランドクルーザーは、その本質である「信頼性・耐久性・悪路走破性」を世界中のカスタマーの使用実態に基づいて鍛え、進化させてきた。これまで累計約1060万台、年間30万台以上のランドクルーザーが、世界170の国と地域のカスタマーに愛用されている。さて、待ちわびた方も多いのではないだろうか。8月2日、新型ランドクルーザー(300シリーズ)がついに発売された。

ZX(プレシャスホワイトパール)

ボディ、フレームは高い剛性を確保しながら、車両として約200kgの大幅な軽量化を実現。新開発サスペンションは、オンロードの操縦安定性とオフロードの走破性を高次元で両立。ランドクルーザーならではの新機構として、過酷な環境下での使用に耐える油圧式パワーステアリングに、電動式の操舵アクチュエーターを組み合わせた。これにより、レーントレーシングアシストなどの操舵支援機能を追加することが可能になったほか、低速時の優れた取り回しや悪路走行時のショック(キックバック)を低減、よりすっきりしたステアリングフィールなども併せて実現している。また、ブレーキペダルの操作量をセンサーで検出し、最適な制動力を油圧ブレーキで創出することでよりリニアな制動特性を得られる、電子制御ブレーキシステムを採用した。

高剛性 軽量ボディ

オフロード走行においては、タイヤの空転によるスタックや、駆動力不足による失速が起こりやすい路面状況に応じた走行支援を6つのモード(AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCK)から選択できるシステムを搭載。選択したモードごとに駆動力、サスペンション、ブレーキ油圧を自動で統合制御し、走破性を確保した。また、動作範囲をハイレンジ(H4)にも拡大し、より広い範囲のオフロード走行に使用できる機能としている。なお、各種センサーの情報から走行中の路面状況を推定し、駆動力を最適化するAUTOモードでは、ドライバー自らモード切替えをすることなく、走行シーンに応じた走破性能を引き出すことが可能。また、車両周囲の状況確認を4つのカメラでサポートするマルチテレインモニターや、ランドクルーザー専用表示として、12.3インチディスプレイへのオフロード表示機能を備えている。

ZX(プレシャスホワイトパール)

パワートレインはランドクルーザーにふさわしく、環境性能を兼ね備えた新しいものになっている。ガソリンエンジンは、TNGAの思想に基づきランドクルーザー伝統の信頼性を継承した、最高出力305kW(415PS)、最大トルク650N・mの3.5L V型6気筒ツインターボガソリンエンジンを新開発。マルチホール直噴インジェクタ付D-4STの採用やロングストローク化、バルブ挟角の最適配置による高速燃焼と高効率ツインターボが力強い低速トルクと優れた過給レスポンスを生み出す。ディーゼルエンジンは、ピストン燃焼室、吸気ポート、インジェクタといったエンジン各部の構造を最適化し、227kW(309PS)の最高出力、700N・mの最大トルクと、優れた燃費性能を両立。走りの面では、新採用の可変ノズル付2ウェイツインターボが、あらゆるシーンで爽快な加速感をもたらす過給性能を実現。低速域ではシングルターボの高レスポンスによる力強い加速に、高速域ではツインターボの大吸気量によるのびやかな加速に寄与している。

VX(ブラック)

車体外形は全長・ホイールベースなどボディサイズ、ならびに対地障害角(アプローチアングル*、デパーチャーアングル、ランプブレークアングル)を従来型から変えず、オフロード走破性にもつながる扱いやすさを継承している。エクステリアは、歴代ランドクルーザー(ステーションワゴン型)のヘリテージを追求し、キャビンを後ろ寄りに配置する、キャビンバックワードプロポーション。また、ラジエーターグリルをヘッドランプと共に高い位置に配置。前後バンパーの下部も障害物をいなすような造形とするなど、オフロード走行時の機能性を重視したデザインとなっている。

GX(グレーメタリック)

インテリアは、オフロードなど過酷な環境においても、よりスムーズな運転操作、ドライバーが快適さを実感できる運転環境を創出している。快適温熱シートとシートベンチレーションをフロントシートに加え、セカンドシートにも装備。(ZX、GR SPORT。VXはフロントシートのみ)幅広で機能的なセンターコンソールBOXは、両開き機構を採用し、運転席・助手席だけでなく後席からのアクセスも可能だ。また、ペットボトル飲料などを保冷できるクールボックスを設定(GXを除く全車にオプション)。インストルメントパネルセンターの運転席側吹き出し口から室内へ放出され、車室内を快適な空気環境に導く「ナノイーX」を全車標準装備。スマートキーを携帯していれば、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけで、バックドアが自動開閉するハンズフリーバックドアを採用(ZXに標準装備、VXにオプション)するなど、最新の技術も取り入れられている。

ニュートラルベージュ(オプション装着車)

ブラック(オプション装着車)

また、注目は今回から登場した最上位グレードであるGR SPORTだ。世界初となる、電子制御でスタビライザー効果を変化させるE-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)を採用。これは、市街地での走行安定性とオフロードの走破性を高次元で両立させるサスペンション制御システム。前後のスタビライザーを独立して自動で電子制御し、路面状況や前後輪それぞれの状況に応じてより細かくスタビライザー効果を変化させる。なお、E-KDSSと合わせてばね定数やAVSも最適化。優れた操縦安定性と共に、サスペンションストロークを大きく伸ばし、これまでのランドクルーザー史上、最長のホイールアーティキュレーションを実現している。また、GR SPORTには、リヤに加えてフロントにも電動デフロックを搭載。様々な悪路環境において、より優れた走破性を発揮する。








新型 ランドクルーザー

【ガソリン車】
エンジン:V35A-FTS 3.5L V型6気筒インタークーラー付ツインターボ
トランスミッション:Direct Shift-10AT(電子制御10段オートマチック)

・GX
定員:5人
価格:510万円

・AX
定員:7人
価格:550万円

・VX
定員:7人
価格:630万円

・GR SPORT
定員:7人
価格:770万円

・ZX
定員:7人
価格:730万円

【ディーゼル車】
エンジン:F33A-FTV 3.3L V型6気筒インタークーラー付ツインターボ
トランスミッション:Direct Shift-10AT(電子制御10段オートマチック)

・GR SPORT
定員:5人
価格:800万円

・ZX
定員:5人
価格:760万円

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オクタン日本版編集部

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