世界初公開のニューモデルも!?|ペブルビーチ・コンクール・デレガンスにアストンマーティンが大規模展示

Aston Martin

米国市場に参入してから70年が経過した本年、アストンマーティンは米国カリフォルニア州モントレーとその周辺で開催される自動車関連イベント、2021「モントレー・カーウィーク」に復帰、「Aston Martin Club 1913」という名称のクラブハウスを設営し、史上最大規模でこのイベントに出展する。敷地面積 1050平方メートルの「Aston Martin Club 1913」は、スティルウォーター湾を一望するペブルビーチ・ゴルフ・リンクスの18番ホールのフェアウェイを見下ろす絶好のロケーションに設営される。

2019年のペブルビーチにて

アストンマーティンにとって北米におけるDB2の成功は、非常に重要な意味を持っている。製造された411台の車両のうち、約3分の1がアストンマーティンの工場から米国のオーナーに納車された。1951年の販売開始から70年の歳月には浮き沈みもあったが、現在まで変わらないこともある。それは、南北アメリカ市場は、全世界で販売されている車両の約30%を占め、アストンマーティン・ブランドにとって最大の市場であるということだ。2021年、米国での販売を手掛ける「Aston Martin the Americas」は、全米に35の正規ディーラーを展開し、カナダには5つのディーラー、メキシコ、チリ、ペルー、そして最近ではブラジルに販売拠点を設置している。

アストンマーティンと北米の70年の歴史を振り返り、アストンマーティン最高経営責任者(CEO)のトビアス・ムアースは、次のように述べている。「過去70年間、アストンマーティンは、米国とカナダの熱狂的なドライバーを魅了し、最高のスポーツカーを運転するという楽しみを提供してきました。これまでに製造したすべてのアストンマーティンの約4分の1が北米で販売されています。米国およびカナダに対する投資、管理、サポートは、会社の歴史の中で大きな役割を果たしてきました。今回のイベントで、私たちは、この重要な記念日を祝うだけでなく、今日北米でアストンマーティンの運転を楽しんでいる知識豊富で熱狂的なオーナーの方々との関係も祝うことができて、大変嬉しく思っています」

メインステージではニューモデルが世界初公開、8月12日(木)にプライベートVIPイベントで発表され、その後は8月13日(金)から「Aston Martin Club 1913」で招待客に公開される。同じく注目のヴァルハラは北米では初の展示となる。アストンマーティン・ブランドによるプロジェクト・ホライズン(Project Horizon)戦略におけるもっとも重要な存在であり、クラス最高のパフォーマンス、ダイナミクス、ドライビングプレジャーの基準を設定し、内燃エンジンからハイブリッド、フル電動パワートレインへの移行を推進するモデルだ。全世界における生産台数は、今後の2年間で999台に限定されている。



また、今回のコンクール・デレガンスでは、アストンマーティン・レーシング・グリーンを纏った最新のスペシャル・エディション、V12スピードスターも展示される。アストンマーティンのパーソナライゼーション・サービス部門、「Q by Aston Martin」が手掛ける V12 スピードスターは、オープンエア・モータリングを実現する直感的なドライバーズカーであり、アストンマーティンの豊かなレーシング・ヒストリーだけでなく、航空機デザインからもヒントを得ている。走行可能なショーモデルとして提案された今回の1台は、アストンマーティン製品ラインナップに共通する才能溢れるエンジニアリングと最先端の素材が使われており、生産台数は世界中でわずか88台だ。



映画007シリーズの最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開を今秋に控え、アストンマーティンは世界で最も有名なスパイ映画との関係を記念して、この映画に登場するアストンマーティン 1964 DB5を展示。また、映画007シリーズの製作会社であるEON Productionsのプロデューサーと共同で製作され、わずか25台のみが限定生産される、DB5 Goldfinger Continuation(275万ポンド+税)を見ることもできる。このリミテッド・エディションには、1964年に公開された『ゴールドフィンガー』に登場するDB5に搭載されていた、数多くの「秘密兵器」が再現されている。映画 007 シリーズ25作目の最新作、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、米国で10月8日に初公開され、これまでの映画の中でもっとも多い4台のアストンマーティン(1964 DB5、1987年に公開された『リビング・デイライツ』に初登場したV8、最新のDBS スーパーレッジェーラ、2019 ヴァルハラ コンセプト)が登場する。アストンマーティンの車両は、映画007シリーズの12本の映画に登場し、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、アストンマーティンが登場する13本目の映画となる。



アストンマーティン・グローバル・マーケティングおよびコミュニケーション責任者のレナート・ビシニャーニは「過去16か月間、私たちアストンマーティンを含む世界中の多くの人々が、前例のない不確実性の時代に遭遇しました。しかし、私たちは、未来に向けて歩みを進め、根本的な変革に着手しました。私たちは、今後登場するエキサイティングな新しい製品ラインナップを開発するために、新しいリーダーシップチームを立ち上げました。2021モントレー・カーウィークへの参加は、これまでに行ってきた努力の集大成であり、過去最大の規模で出展します」と述べている。


Pebble Beach Concours
www.pebblebeachconcours.net

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事