リチャード・ハモンドが愛車たちを泣く泣く?オークションに出品

silverstone auction

イギリスの自動車番組でおなじみのリチャード・ハモンドは、8月1日(日)にシルバーストンで開催された「The Classic at Silverstone」において、自身が所有する車両8台をシルバーストン・オークションに出品した。この収益はすべて、リチャード・ハモンドが新たに立ち上げた事業「The Smallest Cog」を支援するためのもので、クラシックカーのレストア事業については、今年後半に英国のDiscovery+で放送されるオリジナルドキュメンタリー番組「Richard Hammond's Workshop(仮題)」に収録される予定だ。

今回の出品について「自分のクラシックカーコレクションの一部を売却して、新しいクラシックカー・レストア事業を支援するという皮肉な結果になりました」とハモンドは述べている。

さらに、「個人的にも非常に価値のあるクラシックカーを手放すのは非常に心苦しいのですが、これらは事業の将来的な発展のための資金となり、数え切れないほどの他のクラシックカーに命を与えることになります」と付け加えた。

出品されたのはハモンドが40歳と50歳の誕生日に自分で購入したクラシックカーや限定版のモーターサイクル、そして大切な家宝である1959年式のベントレーS2などで、いくつかのクラシックカーはハモンドが個人的に気に入っているものだ。素晴らしいボディワークのベントレーS2は、付属品も揃っており、コンディションも良く、3万2625ポンド(約500万円)で落札された。



その他の出品物には、見事な1969年型ポルシェ 911T、1927年型サンビームモデル 2モーターサイクル、48台中5台が製造された1999年型ロータスエスプリスポーツ350、1932年型ベロセットKSS Mk1、そしてコレクション性の高い1977年型モトグッチ Le Mans Mk1などがあった。どれも無事落札された。





ハモンド氏のプライベートコレクションとは別に、広く知られている美しくレストアされたフォードRS2000も同じ週末に出品される予定だったが、ハモンド氏はこの車両の公開を、シルバーストン・オークションの姉妹会社であるクラシックカー・オークション(CCA)が主催する2021年9月のプラクティカル・クラシックスのクラシックカー&レストア・ショー・セールまで延期した。これは、The Smallest Cogが彼らの厳格な基準で車を完成させるための時間を確保するためだ。

シルバーストン・オークションのマネージング・ディレクターであるニック・ホエールは「リチャードが8月1日のセールに参加してくれるだけでなく、コレクションを紹介するために壇上に上がってくれることをうれしく思います。これらの車は彼にとって特別な思い入れがあるので、複雑な心境の一日になると思いますが、彼の新しいビジネスに誇りを持てるような熱心な入札者をお届けできると確信しています」と述べている。

シルバーストンのクラシックセールは、7月30日(金)から8月1日(日)まで、シルバーストンのThe Wing Buildingで開催された。リチャード・ハモンド・コレクションは、日曜日のオークションの午後2時から出品された。

オクタン日本版編集部

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