80年代の渋いカラーリング!現代風に快適レストアされたランクルの価格は?

GOODING & COMPANY

8月2日にフルモデルチェンジが発売されたトヨタ ランドクルーザー。1951年のBJ型の誕生から、20系、40系、55系…と、進化を遂げるたびにモデル名の数字も増え、今回の新型で300系となると、改めてその歴史が深いことを思い知らされる。さて、今回の主役はその中でも60系、1986年に生産されたランドクルーザー FJ62だ。





このFJ62は、2017年から2019年にかけて、マイアミのFJ Companyによってレストアされた。FJ Companyは、ランドクルーザーのスペシャリストとして知られており、ヴィンテージランクルのレストアビジネスを行っている。オリジナルに忠実にしたい、現代風に利便性を向上させたいといった顧客の要望に、柔軟に対応できる技術力と知識を持ち合わせている。

このFJ62はそれでいえば後者だろう。LEDヘッドライト、追加のフォグランプ、BluetoothとiPhoneに対応したプレミアムサウンドシステムなど、いくつかの点で現代風に利便性を高めたアップグレードがされており、オリジナルのエアコンシステムも復元されている。また、スイッチを押せば新鮮な空気を取り入れられるパワーサンルーフ、ハイルーフも採用されている。オリジナルの純正部品でリビルドされた3Fエンジン、他の機械システムもリビルドされている。塗りなおされた外装の絶妙なオリーブと、ブラウンのビニールに変更されたインテリアのアースカラーの組み合わせが非常にマッチしている。





また、33インチのBFグッドリッチ All-Terrainタイヤ、オールドマンエミューのサスペンション、外気温計と高度計、パワーステアリング、ロック式フロントハブを備えた選択可能な4輪駆動などの追加装備が施されており、カスタムバッグの中に工具やジャッキがセットされている。



このFJ62は、トレイルでの走行はもちろんのこと、街中で乗りこなしていたら目立つこと間違いないだろう。BluetoothやLEDヘッドライトといった最新の装備と、80年代をにおわせる味のあるオリーブにレトロなストライプ、この対比がなんとも面白い。GOODING & COMPANYのペブルビーチオークション2021に出品され、推定落札価格(ガイドプライス)は7万ドル~9万ドル(約772万~992万円)となっている。



また、FJ Companyの公式ウェブサイトでは、60枚の写真でこのFJ62を紹介しており、丸裸にされ、一から作り直される様子を見ることができる。


GOODING & COMPANY
https://www.goodingco.com/

オクタン日本版編集部

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