NSXタイプSの最初の量産車がモントレーカーウィークでオークションに！

Octane Japan 編集部 ｜ 2021.08.10

acura

アキュラは、モントレー・カー・ウィークにおいて、2022年のNSX Type Sの最初の量産車（Lot S117.1）をオークションに出品することを発表した。このNSX Type Sは、メカム・オークションで、8月14日に最高入札者に売却される。落札によって生じた利益は、Center of Science and Industry (COSI)とのパートナーシップにより、全国の恵まれない青少年のための革新的なSTEAM（科学、技術、工学、芸術、数学）教育プログラムなどの慈善活動に役立てられる。

8月12日のモントレー・カー・ウィークで世界デビューする2022年型NSXタイプSは、公道走行可能なNSXとしては最高の性能を誇り、これまでの電動スーパーカーにはない素速い加速、シャープなコーナリング、そしてよりエモーショナルなドライビングエクスペリエンスを実現している。

NSXの生産最終年を記念して、このエクスクルーシブなスーパーカーは世界でわずか350台、米国では300台のみが提供される。この限定スーパーカーは、8月12日からAcura.com/Type-Sから注文可能で、オークションの落札者は、NSX Type Sを自分の好みの仕様にカスタムオーダーすることができる。

オハイオ州のパフォーマンス・マニュファクチャリング・センター（PMC）で生産される2022年のNSXは、すべてタイプSモデルとなりる。PMCは、NSXの世界的な独占生産拠点だ。ツインターボV6とスポーツハイブリッドSH-AWDシステムを搭載したこのスーパーカーは、アキュラのプレシジョンクラフテッドパフォーマンスへのコミットメントを究極に表現したものであり、パフォーマンスブランドが今年発表した3台目の高性能タイプSモデルとなる。2022年のNSX Type Sは、Type Sをアキュラのパフォーマンス・ハローとして確固たる地位を築いている。NSX TypeSについて、詳しくはこちらの記事をご覧いただきたい。

モントレー・カー・ウィーク期間中に開催されるメカム・オークションのイベントは、8月12日から14日まで、デルモンテ・ゴルフコースにあるハイアットリージェンシーモントレーホテルアンドスパで開催され、デイタイムオークションと呼ばれている。オークションの模様は、PeacockとNBC Sports Networkで生中継される予定だ。

NSX Type Sをオークションにかけることで、アキュラとCOSIは、受賞歴のある「COSI Learning Lunchbox STEAM Kits」を20,000個以上提供することになる。このキットは、様々な地域の団体に届けられ、全国の恵まれない生徒たちの心と生活を豊かにするのに役立つ。COSIラーニング・ランチボックスは、幼稚園児から中学2年生までを対象とした、子供たちや家族に科学の体験をしてもらうための教育活動やリソースが詰まっているSTEAM学習キットだ。数々の賞を受賞しているこのSTEAMキットは、若者の参加意識を高めることで、十分な教育を受けていない若者の教育格差の解消に貢献している。配布先は、アラバマ州、ジョージア州、インディアナ州、ノースカロライナ州、オハイオ州、サウスカロライナ州など、アキュラとホンダが製品を開発・製造している地域に集中している。

副社長兼アキュラブランドオフィサーのジョン・池田は、「アキュラは、恵まれない地域でSTEAM教育を拡大することで、アメリカの次世代のデザイナー、エンジニア、メーカーに刺激を与えることができることを誇りに思います。「特に、COVIDやその他の社会経済的要因により、この種のプログラムに十分にアクセスできなかった学生たちが、自分たちの未来の可能性を見出す手助けをしたいと考えています」と述べている。

NSXがオークションシーンに戻ってくるのは５年ぶりだ。第2世代のスーパーカー「2017 NSX」の最初の生産バージョンは、2016年1月に120万ドルという記録的な価格でオークションにかけられた。2017年のNSXオークションの収益はすべて、小児脳腫瘍財団とキャンプ・サザングラウンドに寄付された。

オクタン日本版編集部

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