あのカウンタックが現代に蘇った!初代デビューから50年、進化のポイントは?

Lamborghini

待望の「21世紀のカウンタック」がついに発表された。2021日8月13日、アメリカのモントレーで開催されたThe Quail: A Motorsports Gatheringでランボルギーニ カウンタック LPI 800-4がベールを脱いだのだ。



リトラクタブル・ヘッドライトこそないものの、誰もが知る1980年代のスーパーカーブームを牽引したフロントからリアへのライン、独特のくさび形のシルエット、そしてあのシザーズドアはもちろん健在だ。今回クエイルで発表されたカウンタック LPI 800-4はフェルッチオ・ランボルギーニが所有していたLP 400Sを想像させるカラーリングに、赤と黒レザーの伝統的な内装となっている。



LPI 800-4の最終造形は、初代カウンタック LP 500と市販モデルのLP 400を彷彿とさせる輪郭を描いている。QVからはカウンタックらしい低く長いグリルと横長のヘッドライトをもつフェイスや、独創的なフロントボンネットのラインなどを受け継ぐ。





固定式リアウイングはなく、特有のスリット状の「エラ」を持つエアスクープが車体の力強いショルダーに組み込まれている。空力性能を高めるアイコニックなエアインテークがサイドとドアに切り込まれ、特に上から見るとルーフからリアへの独特なペリスコピオのラインが、まるでリアに向かって流れていくように見える。



チェントロ・スティーレのヘッド、ミィティア・ボルケルトは次のようにコメントした。「数年前からチェントロ・スティーレに保管されている初代カウンタックを見るたびに鳥肌が立つほど感動し、私やデザインチーム全員が、未来に向けたランボルギーニを作るためにここにいるのだということを思い出させてくれます。これは私達のDNAの譲れない部分であり本質です。初代カウンタックは、ランボルギーニのデザインの基礎を作りました。新しいカウンタックは型破りでエッジの効いたキャラクターを未来に向けて発信します」

初代カウンタック(LP500)

モノコックシャシーとすべてのボディパネルはカーボンファイバー製で、最適な軽量化と優れたねじれ剛性に寄与している。カウンタック LPI800-4の乾燥重量は1595kgで、パワーウエイトレシオは1.95kg/cvだ。

「カウンタック LPI800-4は、先代と同様。常に時代の先を行く車です」とアウトモビリ・ランボルギーニのプレジデント兼CEOであるステファン・ヴィンケルマンは述べている。「最も重要な自動車のアイコンのひとつであるカウンタックは、ランボルギーニの設計とエンジニアリングの信条を具現化するだけでなく、境界線を引き直し、予期せぬ驚異的な結果を成し遂げ、そして何よりも重要なこととして『大きな夢』があるというランボルギーニの哲学を表しています。カウンタック LPI800-4はこのランボルギーニのレガシーに敬意を表しながらも過去を振り返るだけにはとどまらず、70年代と80年代を象徴するアイコニックなカウンタックが、2020年代にはどのようなエリート・スーパースポーツモデルに進化するのかを想像した車です。また、ランボルギーニの伝統を守り、ブランドのDNAを尊重しつつ、新しいデザインやテクノロジーの可能性を追求しています。外観もサウンドも、そして何よりその走りが、常にインスピレーションとスリルをもたらすという、ランボルギーニの不朽の感動的なパワーを本質的に表現するモデルです」

V12自然吸気エンジンとランボルギーニのハイブリッド・スーパーキャパシタ技術を融合させたカウンタック LPI800-4の縦置きミドシップ(イタリア語でLongitudinale Posteriore = LP)エンジンは、他では味わえないV12の感触とサウンドを保持するとともに、シアン用に開発されたハイブリッドテクノロジーも併せ持っている。780cvの自然吸気V12エンジンと、電動モーターによる34cvを合わせると最大814cvの出力を誇る。この「814馬力」が車名の「800」の由来となっている。0-100km/h加速は2.84秒、0-200km/hは8.6秒、その最高速度は355km/hだ。



「初代のカウンタックを開発したエンジニアリングチームは、ランボルギーニの先進的な技術的アプローチを前進させ、予想もしない技術革新で市販車最高のパフォーマンスを実現しました」とランボルギーニの最高技術責任者であるマウリツィオ・レッジャーニはコメントしている。「その精神がランボルギーニのR&Dの原動力となり、LPI 800-4の先見的なハイブリッド技術に結実させ、ランボルギーニの モデルに求められる感動的なドライビングと最高級のパフォーマンスを生み出しています」

LPI800-4の112台という限定生産台数は、オリジナルのカウンタック開発中に使用された「LP112」という内部プロジェクト名に由来する。カウンタックLPI800-4の顧客への納車は2022年第一四半期から開始される予定だ。

オクタン日本版編集部

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